1911年の創業からの摩擦への挑戦。凍らない車軸油、ル・マンの夜、そして環境性能という解へ。油膜を設計し続けた出光の哲学は、いま、あなたのエンジンに宿る。 歴史は、今も紡ぎ続ける。 「apollostation oil」を、あなたの愛車に。
――朝のガレージ。スターターボタンを押す。
始動は軽く、アイドルは静かに、伸びやかに吹け上がる。
その手応えの奥に息づくのは、百年かけて磨かれた設計主義。
歴史は、今も紡ぎ続ける。
「apollostation oil」を、あなたの愛車に。
創業の原点──「凍らない油」をつくれ
――1911年、九州・門司。若き出光佐三は、出光商会を創業し、機械油の販売を始めた。そこから「潤滑技術」と共に歩んでいく。工場に足を運び現場機械の癖や音に耳を澄ませた。潤滑油は最適な摩擦状態を生むように設計される——その思想は、この時すでに芽吹いていた。
やがて届いた一報。満州を走る鉄道が、冬に止まる。原因は車軸油の凍結。鉄道が止まれば人も物も動かない。
「凍らない車軸油をつくる。」無謀とも思える命題に挑んだ。極寒の地での性能が試された。1919年、南満州鉄道向けに“二号冬候車軸油”を開発。鉄路はふたたび動き出し、創業間もない出光商会に“大きな信用”が生まれた。ここから出光の潤滑油は、創業事業として本格的な拡大を始める。
1960年代から潤滑油の海外展開を加速し、主要地域で供給体制を確立。世界シェアは8位、国内の潤滑油メーカーの中ではNo.1の販売量を誇る(※2025年現在)。1970年には千葉製油所で世界初の水素化改質精製法による潤滑油精製装置を完成させ、ベースオイルそのものの質を底上げした。油膜の厚さや清浄性を、素材の段階から制御する——“性能で語る”という矜持は、開発から製造まで貫かれていた。
世界最長の24時間へ──ル・マンの夜を越えて
――1991年6月、ル・マン。オレンジとグリーンの“55号車”が闇を切り裂く。ピットでは油温計とストップウォッチを見つめる手が震えていた。これはエンジンの耐久レース。最後までエンジンを躍らせる——油膜を切らさないことがすべてだ。
362周、約4,923km。チェッカーが振られた瞬間、日本車として史上初の総合優勝が刻まれた。ロータリーの咆哮は、24時間にわたり油膜に守られ続けた。勝利は偶然ではない。オイルの設計に宿る執念が、1周約13.6kmのコースで試され、証明されたのだ。
そして、この挑戦の背後で、出光は“テクニカルスポンサー”として参画していた。レースは最も厳格な「性能主義」の現場。潤滑の思想は、エンジンの内部で黙々と仕事をし、結果で語った。——「性能によってのみ評価される」という原則は、創業時から何も変わらない。
いま求められる性能──「超低粘度で省燃費」と「植物で走る」という答え
――21世紀、クルマの「いいオイル」の条件は変わった。速さや静かさだけではなく、省燃費と環境性能が主役になった。
出光はその最前線で、最新のエコカーに向けた超低粘度設計を磨き上げた。摩擦抵抗をおさえて燃費を高めながら、保護性能も両立する。ストップ&ゴーの多い街中でも、エンジンは軽く目を覚まし、伸びやかに回る。
この一滴には、出光グループ独自の100%合成油・高粘度指数ベースオイルと添加剤配合技術が息づく。JASO(自動車技術会規格)GLV-1に対応する超低粘度クラス、最新のエコカー対応、エンジン内部を長期にわたりクリーンに保持——数字や規格の裏側には、「必要な性能を、必要な場所へ」という設計主義が通っている。
もう一つの挑戦は、“植物で走るレース用オイル”。IDEMITSU IFG Plantech Racing。原材料の80%以上が植物由来で、ガソリン用最新規格のAPI SP認証を取得。植物ベース×レース性能の両立を掲げ、スーパー耐久(ST-Q)ではMAZDA SPIRIT RACING ROADSTER CNF conceptが5時間ノントラブル完走。机上ではなく、実戦で証明してみせた。
あなたの愛車へ──“技術の出光”という油膜を
今なお、創業から燃え続ける性能への探求心の灯は消えない。必要な性能を、必要な場所に発揮させる——それが出光の姿勢だ。潤滑油は最適な摩擦状態を生むように設計される。この思想は、レーシングだけの特権ではない。あなたの愛車用エンジンオイルにも同じ哲学が宿る。出光は自動車メーカーとともに品質を突き詰め、車種・環境・走り方まで見据えた処方で応える。
そのひとつが、apollostation oil premium 0W-8。最新のエコカーに対応する超低粘度オイルとして、摩擦抵抗を抑えながら保護性能も両立し、エンジン本来の力を引き出す。
――朝のガレージ。スターターボタンを押す。始動は軽く、アイドルは静かに、伸びやかに吹け上がる。 その手応えの奥に息づくのは、百年かけて磨かれた設計主義。ル・マン優勝を経て紡いできた“摩擦への挑戦”が、あなたの日常のドライブに寄り添う。
歴史は、今も紡ぎ続ける。 「apollostation oil」を、あなたの愛車に。