高額なお金を支払って購入した愛車ですから、購入した時の状態をできるだけ保っておきたいものです。
こまめな洗車は車をきれいに保つための一つの方法ですが、頻繁に車を洗える状況にあるという人は少ないかもしれません。
そういった時に検討したいのが、ボディにカーコーティングを施工するという方法です。お店に頼むと時間もお金もかかるので、気がひけるという人もいるでしょう。
そこで今記事では、カーコーティングの種類を確認し、自分自身でカーコーティングをする場合の流れを紹介します。お店に頼む場合と自分でコーティングをした場合の違いについても解説していきます。
カーコーティングの種類について確認してみよう
一言でカーコーティングと言っても、様々な種類があります。大きく分けると3つのカテゴリーに分類することができますが、それぞれ特徴や持続する期間が変わってきますので、個別に確認していきましょう。
油脂系コーティング
油脂系コーティングは、簡単に言うとワックスのことを指します。油が水をはじく性質を利用しているため、施行が簡単で安価ですが、劣化が早いのが特徴です。
また、まめに洗車をして劣化した部分を取り除かなければいけない上に、何度も塗り直すことが必要です。
樹脂系コーティング
いわゆるポリマー系のコーティングが樹脂となります。ワックスと同様に安価に施工することができます。
ワックスよりも長持ちする成分が入っているだけではなく、光沢と艶のある仕上がりを簡単にすることが可能です。持続期間は車の保管状況にもよりますが、3ヶ月から6ヶ月くらいとなります。
ガラス系コーティング
ガラス系のコーティングは前述した油脂系と樹脂系と比べて光沢と艶感がより出るコーティングです。ガラス系のコーティングは「樹脂系にガラス繊維が入っているもの」又は「ガラスに他の成分が入っているもの」と細分化されていて、後者の方が効果が長持ちすると言われています。
こちらで紹介する3つのコーティングの中では最も持ちが良く、約半年から1年間効果が持続します。その反面、施工価格が高額です。
自分自身でカーコーティングをするには
コーティングをするには専門店に頼むというイメージが強いですが、自分自身でカーコーティングを施工することもできます。ここではその流れについて確認していきます。
コーティング剤を購入する
まずはコーティング剤を購入するところから始めていきましょう。
前述した油脂系、樹脂系、ガラス系から選んでいくことになります。基本的には「油脂系<樹脂系<ガラス系」の順番で価格が変わっていき、施工難易度も上がっていくと考えておいて間違いありません。
購入先は、主にカー用品店やネットショッピングという形になるでしょう。
車の準備をする
コーティング剤を購入したらコーティングを始めていきます。コーティング剤をすぐに塗るのではなく、車を準備するところが第一ステップです。
洗車をして汚れを落とすだけでなく、下地処理として鉄粉の除去や塗装面を磨いて整えるなどをすると、コーティングの定着も良くなり、効果も持続します。
コーティング前の処理がコーティングの仕上がりを左右すると言っても過言ではありません。
実際にコーティング剤を塗っていく
車の準備が終わったら実際にコーティングをかけていきます。コーティングに適した環境(可能であれば屋内、厳しければ直射日光が当たらない日陰が望ましい)での施工を心がけてください。
コーティング前に、取扱説明書をよく読んで施工することを忘れずに行いましょう。
洗車機でもコーティングできる
ここまで紹介した流れを見ると、コーティングは大変だ、と思うかもしれません。実は、ガソリンスタンドに設置してある洗車機でも自分で行うようなコーティングを行うことができます。
定期的(1ヶ月毎など)に洗車と合わせてコーティングをすることで、車の塗装面を常にきれいな状態に保つことができます。
カーコーティング、お店に頼む場合と自分でする場合の決定的な違いは
カーコーティングを専門店やガソリンスタンドに依頼をした場合、自分でコーティングをする場合を比較すると決定的な違いがあります。その違いは「仕上がり、手間、費用」です。
プロに依頼をすればその仕上がりに満足できることでしょう。またコーティングにかかる手間を省くことができますから、別のことに時間を割くことができます。
しかし、その分数万円から10万円以上の費用がかかりますので、これらを考慮して自分でコーティングをするかお店に頼むかを決定しましょう。
カーコーティングはプロに頼む方がきれいが持続する
カーコーティングは自分で施工するよりもプロにやってもらった方が仕上がりも艶もよく、効果が持続します。費用はかかりますが、その分満足度も高く維持も楽にできるので、コーティングをする際は検討してみてください。