車のボディコーティングを施工しているという話はよく聞きますが、フロントガラスにコーティングをかけているという方は少ないかもしれません。
そもそもフロントガラスにコーティングは必要なのか、コーティングをするとどういった効果があるのかという点がよくわからないという方もいるでしょう。
そこで今記事では、フロントガラスにコーティングをかけた際の効果や費用がどのくらいかかるのか、DIYできるかどうかについて解説していきます。
フロントガラスのコーティングに興味がある方は、参考にしてください。
フロントガラスをコーティングすることの効果
それでははじめに、フロントガラスをコーティングすることで得られる2つの効果について確認していきます。コーティングをすることで、視界確保と防汚の効果を得られます。詳しく見ていきましょう。
降雨時の視界確保
フロントガラスにかけるコーティングは、基本的には撥水コーティングです。
コーティングをしていないガラスは降雨時などで水が伸びるようなイメージで付着しますが、コーティングをかけることによって水が水玉状になります。
また走行中の風によってワイパーを使用しなくても自然と水滴が飛んでいきますので、クリアな視界で運転することができます。
汚れがつきにくくなる
水滴が水玉状になることで拭き取りしやすくなるだけでなく、汚れが付着しにくくなる効果が見込めます。
重力によって水が自然に流れていくことで、汚れを洗い流してくれるでしょう。ただし雨の降り方が少ない場合などは汚れが落ちることなく乾くこともありますので、一長一短と言えます。
フロントガラスのコーティングの費用はどれくらい?どれくらい持つの?
フロントガラスのコーティング費用は依頼するお店や車のサイズによって異なってきますが、8,000円から20,000円程度となります。
この費用の中にコーティングとワイパー交換が含まれている場合とそうでない場合がありますので、施工店に確認してみてください。
一度コーティングを施工すると、おおむね1年間は効果が持続すると言われています。車の使用環境によって持ちが変わってきますが、定期的にコーティングをかけるようにしましょう。
フロントガラスのコーティングDIY方法と注意点
コーティングをかけてみたいけれど出費をできるだけ抑えたいという方は、カー用品店などで簡易コーティング剤なども売られていますのでDIY施工に挑戦してみるのもいいでしょう。ここでは、施工方法と注意点について紹介します。
その① 汚れを落とす
コーティング前に必要な作業は、ガラスについている汚れをしっかりと落とすことです。埃などの汚れだけでなく油膜をしっかり取り除くことで、コーティングの効果を最大限まで引き出せます。
その② コーティング剤を塗布する
汚れを落としたらコーティング剤を塗布していきますが、これについては商品ごとの説明書に沿って施工することをおすすめします。液剤を塗る量や乾燥させる時間、乾燥後の処理方法などが商品ごとに異なりますので、しっかりと説明通りに行いましょう。
ワイパーは専用品に交換する
フロントガラスをコーティングしたらそれで終わりではありません。ワイパーのゴムをコーティング対応品に交換することを忘れないようにしましょう。
ノーマルのワイパーはコーティング対応していませんので、使用時に引っかかる感じの「ビビり」と呼ばれる症状が発生します。コーティング専用ワイパーは、ゴムに専用のコーティングがされているためビビリが起こりません。
ワイパーゴムは1年に1回交換することが推奨されているので、ゴムの交換時期に合わせてコーティング施工するといいでしょう。
自分でガラスをコーティングする自信がない場合はどうする?
DIYでのコーティングについて説明しましたが、自分でするには自信がないという方もいるでしょう。そういった場合は、やはりお店に頼むのが確実です。
ガラスのコーティングはディーラーや自動車整備工場、コーティング専門店などに依頼することができます。
また、最寄りのガソリンスタンドでもコーティングをラインナップしているところもあります。セルフ洗車機のコーティングコースを選択することで、簡易的ではありますがフロントガラスに撥水効果を付与することができるでしょう。
お店に頼むよりもコーティングの持ちは悪くなりますが、洗車と同時に行うことができるので手間もお金も節約することができます。何より気軽に行けるのが大きなポイントです。
フロントガラスのコーティングは雨が降る前にしよう!
フロントガラスのコーティングは雨が降る前に施工してあげることで、突然の雨でも運転時の視界を確保でき、安心安全なドライブをすることができます。
お店にコーティングしてもらう方法だけでなく、セルフ洗車機で洗車と同時に施工する方法も選べます。まずは簡単な方から試してみるのがおすすめです。