車の下回りも洗ったほうが良いの?洗車方法についても解説

自分で定期的に行える車のメンテナンスの一つに洗車がありますが、洗車をする際にボディの表面だけしか洗わないという方もいるかもしれません。
直接見ることはなかなかありませんが、車の下回りも走行することによって汚れていきます。そして、下回りを洗わないと後々不具合が生じることもあります。

本記事では、車の下回りを洗うことの意味と、洗い方について紹介します。

車の下回りを洗ったほうがいいシチュエーションとは

そもそも、どういった場合に車の下回りを洗ったほうが良いのでしょうか。場所の性質上、頻繁に洗うことはできないため、こういった状況では洗ったほうが良いという2つの場面を紹介します。

雪道や凍結路面を走行した

寒冷地では、路面の凍結を防ぐために「融雪剤」を散布しています。この融雪剤は、車に付着したまま放置すると錆を発生させる塩分が多く含まれているのです。
ウインタースポーツなどで降雪地帯に行った場合は、帰宅後早いタイミングで下回りを洗うことをおすすめします。

海沿いを走行した

降雪地帯と同じくらい気を使わなければならないのが、海沿いの地域をドライブした場合です。
直接海に入ったり海の近くに車を停めたりしなくても、海から吹き付ける「潮風」によって車に少なからず塩分が付着します。
そうなると、降雪地帯を走行したのと同じようにボディに錆が発生する原因となり得ます。

車の下回りを洗車する方法は何がある?

前述したようなシチュエーションで車を走らせた場合、どのようにして車の下回りを洗えばいいのでしょう。ここでは、4つの方法を紹介します。

自宅で洗う

自宅に高圧洗浄機があるようでしたら、自宅で下回りを洗いましょう。シャワーノズルがついたホースでも代用可能ですが、下回り全体を洗うのに時間もかかりますので、高圧洗浄機を使うのがおすすめです。

コイン洗車場の高圧洗浄機で洗う

高圧洗浄機が自宅にない場合は、コイン洗車場に行って備え付けの高圧洗浄機で下回りを洗いましょう。水圧が強いので、塩分だけでなくフェンダー内に溜まった泥汚れなども落とせます。

お店に洗車を頼む

自分で下回りを洗う自信がなければ、お店に車を持ち込みましょう。洗車専門店やガソリンスタンドで対応してもらえます。

洗車機の下回り洗浄オプションを使う

最近のコイン洗車機にはオプションとして下回りの洗浄が選択できるものもあります。ボディの洗浄と合わせて行えるので、時間の短縮にもつながります。

車の下回りを洗車しないとどうなる?

面倒だから、時間がないから、といった理由で車の下回りを洗車しなかった場合、車がどうなるのか疑問に思う方もいるでしょう。ここで想定される3つのステップを見ていきます。

汚れがこびりつく

基本的にはボディの洗車と同様で、汚れがこびりついて落としにくくなるというのが最初の症状として出てきます。

錆が発生する

次に、塩分が付着した部分から錆が発生します。錆はボディだけでなく、サスペンションやブレーキ周りなど鉄でできた部品にも発生します。

最悪の場合はボディに穴が開く

車の下回りに錆が発生したままさらに放置すると、最悪のケースとしてボディの鉄が腐って穴が開く可能性があります。
下回りを洗わないと、車の寿命を縮めることにもつながりかねません。

下回りに錆が発生しないようにするためにはどうすればいい?

降雪地帯や沿岸部で車を使用すると、錆が発生する可能性が高くなります。ではどうすれば下回りを保護することができるのか、という疑問についてお答えしていきます。

こまめに洗う

錆を発生させないために行う基本中の基本は洗車です。とにかく頻繁に洗うことで、錆の発生リスクを低減させることにつながります。

コーティングをかける

車の下回りを保護する目的で、コーティング(防錆塗装)をするのも予防策の一つです。
車を購入するタイミングでディーラーに施工してもらうものもあれば、整備工場やガソリンスタンドなどで定期的に塗料を塗布してもらうというものもあるでしょう。
有料ではありますが、車を保護する目的としては有効な方法と言えます。

お店に頼んだ場合の費用はどれくらい?

最後にお店に下回り洗車やコーティング(防錆塗装)を依頼した際の費用の目安を紹介します。

下回り洗車

お願いするお店によって費用にばらつきがあります。サービスとして無料で行っているところもあれば、数千円の有料メニューとして用意しているお店もあります。
洗車機の場合は200~400円が相場です。

下回りコーティング(防錆塗装)

車のボディサイズによって変動はありますが、下回りの洗浄も込みで15,000~30,000円くらいが相場となっています。

下回りの汚れはなるべく早めに、定期的に洗車して落とそう!

意外と気にしないかもしれませんが、車を長持ちさせるためには下回りの洗車や保護は不可欠です。定期的に洗車をして汚れを落とすだけではなく、コーティングなども検討してみてください。
悩み事があったら、まずはお近くのガソリンスタンドに相談するのもいいでしょう。

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