愛車のボディを綺麗な状態に保つために施工しておきたいのが、カーコーティングです。しかし、どれくらい時間がかかるのか気になるという人も多いかもしれません。カーコーティングにかかる時間は、コーティングの種類、車の状態によって異なります。
この記事ではコーティングの作業時間の目安など、コーティングの基礎知識をご紹介します。
コーティングにかかる作業時間はどれくらい?

コーティングは、種類によりますが少なくとも半日はかかることが多いです。コーティングの種類によっては、洗車の時間を含めて1時間程度で終わるものもあります。しかし、持続時間の長いコーティングでは丸1日以上の時間がかかることもあるでしょう。また、コーティングをかける車のボディ状態によっては、プラスアルファの時間がかかることも考えられます。
日常的に車を使ったりすぐに車を使う予定があったりする人は、コーティングをかける時は作業にかかる時間の目安を事前に確認しておくと安心です。
車のコーティングの作業内容を確認しよう

コーティングをお店で作業してもらう場合、どのような作業工程で行われるのでしょうか。ここでは一般的なカーコーティングの作業内容を順番に確認していきます。
車両の状態を確認する
車を預けたら、まずは車のボディの状態をくまなく確認します。新車の場合は傷や汚れはほぼありませんが、すでに長い期間車を使っている場合は小傷はもちろん、ボディにこびりついた頑固な汚れもあるでしょう。車の状態を正確に把握し、コーティングが車に定着するようにはどのような作業をすれば良いのかを事前に知っておく必要があります。
汚れを取り除く
コーティングをかける前に、車を徹底的に洗車します。砂埃などが車についた状態だと、コーティングをかけられません。洗車をしてコーティングをかける準備を作業前に行います。
ボディの下地処理をする
洗車が終わったら、コーティングが綺麗に施工できるように下地処理を行います。特に長期間使われてきた車は、ボディの表面に小傷ができていたり見えない油汚れなどが付着していたりすることが多いです。ボディについた油分を脱脂剤などで落とし、細かな鉄粉を除去します。その後、専用の機械と研磨剤を使ってボディの塗装面を磨きます。下地処理をすることで、コーティングの仕上がりに大きな違いが出てくるため、最も時間をかけて行われるとされている作業です。
コーティングを施工する
コーティングをかける準備が終われば、いよいよコーティングの液剤を車に塗っていく作業です。コーティングの内容によって、塗る液剤の量が変わってきます。液剤を塗ったら乾燥させ、余分な液剤を拭き取る、という作業を車のパネル(部品)ごとに行います。
コーティングの作業では、光を様々な角度から当てながら、ムラができないように液剤を塗ります。これにはプロの技術が必要です。
新車と中古車だとコーティング作業にかかる時間は変わる?

前段で、下地処理がコーティングの仕上がりに大きな違いが出るとお伝えしました。では、新車と中古車に同じコーティングを施工した場合、時間はどう変わるのでしょうか。
外気に触れたり様々な小傷がついていたりする中古車の方が下地処理に時間がかかるため、必然的にコーティングの時間もかかります。しかし、新車も少なからず下地処理は必要と言われています。工場で作られ、手元に来るまでにある程度外気に触れていますし、運搬中に油分や鉄粉が付着することもあるためです。そのため、下地処理をした方が仕上がりはより綺麗になるでしょう。コーティング業者によっては、下地処理の費用を新車と経年車にあらかじめ分けているところもあります。
DIYでコーティング作業はできる?

業者が行うようなコーティングを自分自身でできるだろうかと思う人もいるでしょう。結論から言えば、時間と根気、そして適切な設備があればコーティング施工は可能です。
また、カー用品店などで売られている簡易コーティング剤を使えばDIYでコーティングはできます。ただし、プロにやってもらうよりも仕上がりに違いが出てくる可能性はあります。
また、セルフ洗車機にあるコーティングでも簡易的なコーティングを安価に施工することが可能です。こまめに洗車する人には、この方法もおすすめです。
コーティングはどのお店に頼むのがいい?

この記事で紹介したコーティングの作業内容は、プロが行う内容です。コーティングを専門的に行っている業者はもちろんですが、カーディーラーや自動車整備工場、カー用品店でも受け付けているところもあります。
また、コーティングの講習を受けたスタッフがいるガソリンスタンドでもコーティングを依頼できます。皆さんが日頃利用している最寄りのガソリンスタンドでも、作業できるか聞いてみると良いでしょう。
車のコーティングは最寄りのガソリンスタンドで

コーティングに限らず、車にまつわる悩みはガソリンスタンドで解決できることもあります。整備士資格を持ったスタッフや、コーティングの技術を身につけているスタッフがいるガソリンスタンドも増えてきています。身近な相談所として、ガソリンスタンドを利用してみてはいかがでしょうか。