オイル交換のやりすぎは悪影響?最適な交換サイクルについて解説

車にとって人間の血液と同じような役割をするのがエンジンオイル(以下、オイル)です。
オイルは定期的に交換するべき、と聞いたことがあるけれど、どれくらいのサイクルで行えばいいのか疑問に思っている方も多いかもしれません。
そこで本記事では、オイル交換の素朴な疑問と最適な交換サイクルについて、複数の観点から確認をしていきます。

オイル交換の重要性とは

まずはオイルの重要性について再確認していきましょう。冒頭で説明した通り、オイルは人間の血液のように重要な要素を担っています。
具体的には「エンジンの洗浄」や「エンジンの潤滑」、「エンジンの冷却」、そして「エンジンの保護」といった部分が挙げられます。
いずれも車にとって大切なことで、オイルは長時間高温で動き続けるエンジンにとってなくてはならない存在と言えます。

オイル交換をしないとどうなる?逆にやりすぎてはいけないの?

高い負荷がかかる車のエンジンにはなくてはならない存在のオイルですが、使えば使うほど劣化が進みます。劣化が進めば定期的にオイルを交換してリフレッシュする必要がありますが、オイル交換をしないと前述した効果が少しずつ低下し、最終的にはエンジンが焼き付いて壊れてしまう可能性があります。

逆に毎日、毎週といった短いスパンで交換してしまっても大丈夫なのか、ということになりますが、メーカー規定のオイル量や方法であれば特段問題はありません。
問題があるとすれば、オイル交換にかかる時間や費用を捻出するのが大変になってしまう、というくらいです。とはいっても定められた期間等でオイル交換はする必要があるので、自分で交換サイクルを把握しておきましょう。

オイル交換の交換サイクルの目安は?

オイル交換の適切な交換サイクルは、その車が搭載しているエンジンによって変わってきます。国産車の代表的な例の4つのパターンに分け、適切な交換サイクルを紹介します。

ガソリン車の場合

一般的なガソリン車の場合、1万kmもしくは1年経過した段階でオイル交換の時期が訪れます。車の使い方によって変わる可能性がありますが、基本的にはこのサイクルで交換するようにしましょう。

ターボ車の場合

大きなパワーを出すことができるターボチャージャーを搭載したエンジンは、国産車でも一部存在します。スポーツカーや一部の軽自動車、最近ではエコカーでもターボを搭載したものもあります。
これらのターボ車はエンジンに対する負荷が通常のガソリン車よりも高いため、オイルの交換サイクルも短くなります。
具体的なタイミングはガソリン車の6割くらいのイメージで、6,000kmもしくは7~8ヶ月程度です。

ハイブリッド車の場合

燃費を向上させるために、バッテリーやモーターを搭載するハイブリッド車が主流となっています。車の使い方によってはエンジンよりもモーターのほうが多いのでオイル交換は必要ないのでは、と思うかもしれませんが、ハイブリッド車もエンジンを搭載していますから定期的にオイル交換をする必要があります。
適切な交換サイクルはガソリン車と同様の1万kmもしくは1年です。

軽自動車の場合

小柄で取り回しがよく、維持費も安いということで人気の軽自動車は、いわゆる普通車よりもエンジンオイルの交換サイクルは短いです。
軽自動車のエンジンは排気量660ccと小型なので、普通車と同じような加速をしようとするとエンジンに負荷がかかります。そのため、オイルの劣化が早く進みますので交換サイクルは短くなります。
イメージとしては、ターボ車と同様くらいの交換サイクルと想定すればいいでしょう。

オイル交換とシビアコンディションの関係性

オイル交換の適切サイクルを紹介しましたが、これはあくまでも車の使い方がある程度長時間・長距離であることを想定したものです。
ある一定の状況下で車を使用するとシビアコンディションと呼ばれる状況になるのですが、シビアコンディションとオイル交換についてこちらで解説します。

シビアコンディションとは

そもそもシビアコンディションとはどういう状態かというと、「車に高い負荷がかかる」状態であると考えれば簡単です。
シビアコンディション下での車の使用は、車そのものに大きな負荷を与えてしまうということです。

どういった使い方がシビアコンディションに該当するの?

例えば、悪路を走行する、エンジンに負荷のかかる山道の走行が多い、都市部でストップ&ゴーを繰り返す、短時間・短距離の走行が多い、などの条件に1つでも当てはまるとシビアコンディションとなります。

オイル交換はどうすればいい?

シビアコンディション下で車を使用しているのなら、前述したオイル交換のサイクルの半分で交換することをおすすめします。ガソリン車を例に挙げると、5,000kmもしくは半年が適切な交換サイクルとなります。
シビアコンディションでの車の使用はオイルの劣化が早くなります。軽自動車やターボ車の場合は3,000kmもしくは3~4ヶ月が適切な交換サイクルとなります。

オイルの交換時期がやってきたらプロに依頼しよう

ここで紹介した交換時期がやってきたら、早め早めにオイル交換をしましょう。
オイル交換できるお店はいろいろありますが、気軽に行けるのはガソリンスタンドです。相談もしやすく給油ついでに依頼もできるのでおすすめです。

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