車検ステッカーとはどんなもの?ステッカーの見方や貼る位置について解説

車のフロントガラスに2枚のステッカーが貼られています。1枚は四角く1枚は丸い形をしており、四角い形の方が車検ステッカーと呼ばれるものです。

車検ステッカーが貼っているは分かっているが、どのようなことが書いてあるのか、また車検から帰ってきた車に自分でステッカーを貼るときに指定があるのか気になる方もいるでしょう。
この記事では、車検ステッカーの見方や貼り方などを解説します。

フロントガラスに貼ってあるステッカーにはどのような内容が書いてあるの?

冒頭でフロントガラスに2枚のステッカーが貼られていると書きましたが、実際に貼られているシールとはどのようなものなのか紹介しましょう。

1枚目は四角い形をした車検ステッカーで、正式名称は「検査標章」といいます。普通車は水色、軽自動車は黄色です。車検ステッカーには次回の車検時期が記載されています。

もう1枚は丸い点検ステッカーで、正式名称は「点検整備済ステッカー」といいます。
これは、定期点検整備を確実に実施したことを証明するものであるとともに、ユーザーに次回の定期点検整備の実施時期を車内外から分かるようにしています。

車検ステッカーの見方

車検ステッカーは普通車と軽自動車とでは色と見た目が違うものの、記載されている内容は同じです。車検ステッカーの表面と裏面には、どのような内容が書いてあるのか確認していきましょう。

表面

車の外側から車検ステッカーを見たとき、普通車と軽自動車だとデザインやレイアウトが違うものの、書いてあることは同じです。
表面には大きな数字と小さな数字が記載されており、大きい数字は「車検満了月」、小さい数字は「車検満了年」と読み取ることができます。

例えば大きい数字に12、小さい数字に7と記載されている場合、その車の車検満了は「令和7年12月」です。車の外から見ても、車検がいつ切れるのかが分かるようになっています。

裏面

車内から車検ステッカーを見ると、車検の満了日まで詳細に分かるようになっています。
先ほど表面には「令和7年12月」に車検が満了することがわかるとお伝えしましたが、裏面には車検が満了する日まで詳細に記載されています。
車検証を確認することなく、運転席などから車検満了日を確認することが可能です。

車検直後は長方形の車検ステッカーが貼られている場合もある

ディーラーや整備工場といったお店に車検を依頼して車を引き取った後、長方形の紙が透明なビニール袋に入り、それがフロントガラスに貼り付けられていることがあります。
これは、新しい車検証と車検ステッカーが交付されるまで使える「仮車検証」のようなものです。
正式名称は「保安基準適合標章」と呼ばれ、陸運支局が指定した工場で車検整備を受けたことが証明されるものとなっています。

保安基準適合標章には車検に合格した日と担当した工場名が記載されています。土日など陸運支局の窓口が空いていないときに車検を行うと貼られるステッカーです。

車検ステッカーを貼る位置は決まっている

車検ステッカーはフロントガラスのどこに貼っても良い、というわけではありません。
以前は、「前方から見やすい位置」に貼っていれば問題ありませんでした。そのため、ガラス上側の中央にあるルームミラー付近に貼られることが多かったです。

しかし、2023年7月から「前方かつ運転者席から見やすい位置」に貼ることとなったため、現在は運転席側ガラスの上角に貼るようになりました。
これは、車検満了日をうっかり忘れないようにするための対応策だとされています。

車検ステッカーを貼らないとどうなる?

フロントガラスにステッカーを貼るのが嫌という方もいるかもしれません。しかし、もし車検ステッカーを貼らずに公道を走行すると、道路運送車両法第109条9の対象になり、50万円以下の罰金が科されます。
法律違反となりますので、車検ステッカーは適切な場所に貼りましょう。

車検ステッカーの貼り方はこうやって行おう

車検ステッカーには貼り方があります。自分自身では車検のタイミングである2年に1回程度しか貼るタイミングがありません。その上、少々難しい作業となります。
ここでは、車検ステッカーの貼り方をご紹介します。

車に貼り付ける前に準備をしよう

陸運支局から交付された車検ステッカーは、透明部分と色がついた部分に分かれています。フロントガラスに貼る前に2つを1つにする必要があります。順番に流れを確認していきましょう。

①色のついたステッカーの台紙の右半分を山折にする。
②色ステッカーの剥がれた右半分を透明ステッカーの角に合わせて貼り付ける
③色ステッカーを完全に台紙から剥がして残りを貼り付ける

実際に車に貼り付けよう

準備が終わったら、運転席側の上角に車検ステッカーを貼ります。ステッカーを貼る前にガラスをきれいにしておくと剥がれにくくなりますので、事前に掃除しておきましょう。

車検ステッカーはお店で貼ってくれないの?

車検ステッカーをお店で貼った状態で納車してくれる場合もあれば、自分で貼ってください、と車検証とステッカーを手渡ししてくるお店があります。
もし自分で車検ステッカーを貼るのが不安なら、お店の人に頼んで貼ってもらうようにしましょう。車検ステッカーを貼るために費用を請求されることは基本的にはありません。

車検のことで困ったらガソリンスタンドに行こう

車検ステッカーの貼り方に限らず、車検の費用や整備内容など、困ったことがあったら気軽に相談できる場所を探すのが一番です。
普段利用しているガソリンスタンドでも車検整備をお願いすることができますので、ガソリンを入れる時に相談してみると良いでしょう。

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