車のタイヤは定期的に洗うべき?正しいタイヤの洗い方を知ろう

自分でできる車のメンテナンスの一つに、洗車があります。ボディの洗い方は聞いたことがあるので実践しているけれど、タイヤの洗い方がよくわからないという方もいるかもしれません。
そこでこの記事では、タイヤはそもそも洗うべきなのか、洗うとしたらどのように洗えば良いのかわからないという方向けに基礎知識をご紹介します。

タイヤが汚れる原因

まず基本的なこととして、タイヤがなぜ汚れるのかということから確認していきましょう。大きく分けて2つの要因がありますので、それぞれ見ていきます。

路面からの汚れ

タイヤは、車の中で唯一地面と接している部分です。路面は土や泥などの汚れが多いため、それがタイヤに付着して見栄えが悪くなってしまいます。

ブレーキからの汚れ

タイヤの最も近いところに減速時に使うブレーキがあります。
ブレーキは、金属製のパッドをディスクローターに挟み込むことで速度を落とすことができます。その際に鉄粉(ブレーキダスト)がタイヤに付着するのです。
鉄は空気に触れて酸化するとサビるので、タイヤ表面が茶色くなることもあります。

タイヤを洗うことのメリット

地面やブレーキの汚れが付着したままのタイヤは、見栄えがあまり良くありません。そうなった場合は洗えばリセットされますが、洗うことで得られるメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。

足元がきれいになる

洗車と同様に、タイヤを洗えば車の足元がきれいになり引き締まった印象になります。ボディがきれいでもタイヤが汚れていると見た目の印象も悪くなるので、洗車と同じタイミングで洗うようにしましょう。

タイヤの劣化速度を緩やかにする

前述したブレーキダストなど、タイヤに汚れがついたままだとタイヤにとって良くありません。大気中に触れることでタイヤが劣化していきますが、汚れを落とすことでその速度を遅くすることができます。

タイヤの消耗に気付ける

タイヤを洗うことで得られる隠れたメリットとして、タイヤの溝の減り方や劣化状況に気付けるということが挙げられます。意外かもしれませんが、ちょっとした変化に気付けるということは大きなメリットと言えるでしょう。

タイヤを洗う時に必要な道具はある?

では、実際にタイヤを洗う時にはどのような道具があれば良いのでしょう。基本的には、洗車で使用する道具があれば問題ありません。タイヤを洗う際に必要となる道具をご紹介します。

洗剤

水洗いでも汚れは落ちますが、可能であれば専用の洗剤を用意しておくと良いでしょう。カー用品点などでタイヤ用の洗剤を購入してください。

タオル

ホイールを洗う際、細かいスポークなどのデザインだとブラシが届かないこともあります。そういう時は、タオルがあるときれいに洗うことができます。新品でなくても使い古しで問題ありません。

タイヤを洗う時に使ってはいけないもの

タイヤを洗う際に使ってはいけないものがありますので、ここで紹介します。
タイヤを洗う時は洗剤を用意するとお伝えしましたが、この洗剤がタイヤ用でない場合はタイヤに悪い成分が入っている場合もありますので、要注意です。
タイヤ用でない洗剤を仮に使う場合は、中性のカーシャンプーを使うことをおすすめします。

正しいタイヤの洗い方をチェック!

最後に、タイヤを洗う際の正しい手順をご紹介します。基本的には洗車でボディを洗う流れと同じですが、ひとつひとつ確認していきましょう。

水でよく流す

まずは、タイヤやホイール表面に付着した砂埃などを水で洗い流していきます。特にホイールを洗う時に砂利などがついていると傷がついてしまうので、よく落としましょう。

タイヤハウス内を洗う

タイヤを洗う前にフェンダー内(タイヤハウス)を洗ってください。路面から砂利などを巻き上げて汚れているため、あわせて洗っておくと洗車後の仕上がりがよりきれいになります。

タイヤを洗う

タイヤ専用洗剤をたっぷりとかけてタイヤを洗いましょう。タイヤの側面のデザインやロゴによって洗う向きを変えながら洗うときれいになります。歯磨きをするイメージで、縦横斜めで洗うときれいになりやすくなります。

ホイールを洗う

タイヤを洗ったらホイールを洗うことも忘れないでください。ホイール用に用意したタオルを水でヒタヒタにし、優しく洗っていきましょう。
ホイールのデザインによって傷がつきやすいものもありますので、優しく洗うことをおすすめします。

泡を流す

タイヤとホイールを洗い終わったら、水で洗剤をよく流していきます。
ホイール用の洗剤などを使っている場合は、液剤が付着しているとタイヤやホイールの表面が劣化していく恐れがありますので、たっぷりの水で洗い流しましょう。
水を流した後は、ホイールについた水滴を拭き上げることも忘れないでください。

おしゃれは足元から!洗車とあわせて洗うようにしよう!

ボディだけがきれいでタイヤが汚いままだと、洗車後の仕上がりがきれいに感じないこともあります。
車のタイヤは、私たちで言うところの靴に当てはまる部分です。車の足元をきれいにしておくとかっこよくなりますので、定期的に洗うようにしましょう。

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