せっかくコーティングをかけたのに、ボディの表面にポツポツとシミができてしまったという経験をしたことがある、または今そうなっているという人もいるかもしれません。
コーティングをかけていても、車が置かれている状況によっては雨染みや水染みができてしまいます。今記事では、コーティングの効果に加えて雨染みができる原因、雨染みの対処法について紹介します。
コーティングの効果をおさらい
車を購入する人の中でコーティングをかけているという方が増えてきています。そもそも何故コーティングをかけるのかわからずにかけている方やコーティングの効果をよく理解していない人もいるかもしれません。
ここでは、コーティングの効果について再度確認をしてみましょう。
ボディに更なる光沢感を出す
ひとつ目の効果はボディを“よりキレイに見せる”効果です。お店で施工してもらうコーティングはガラスコーティングが多く、コーティング剤に含まれるガラス繊維がボディをピカピカに見せてくれます。
塗装面を保護する
コーティングをすることでボディの表面に更なる膜ができます。この膜のおかげで塗装面をより強固に守ることができ、劣化を防ぐことができます。
洗車をしやすくする
コーティングには“水をはじく”効果があります。これによって汚れがボディにこびりつきにくくなるため、洗車が楽になるという効果を実感することができます。
ボディに雨染みができる原因
ボディにポツポツとしたシミができてしまって困っているという人もいるかと思います。そもそも何故雨染みができてしまうのか、その原因を3つ挙げましたのでそれぞれ確認していきましょう。
屋外に駐車している
車を屋外の駐車場に停めているという人もいるでしょう。屋外に車を停めていると天気の影響をもろに受けてしまいます。
雨が降れば車が濡れますし、それが乾くとシミや汚れになってボディにこびりついてしまいます。これ以外にも大気中にはチリやホコリ、有害物資なども含まれていますので、これらが雨染みを作る原因となり得ます。雨染みを作らない環境を作るために、屋根付きの駐車場にするなど工夫が必要です。
濡れたまま放置してしまった
前述の続きとなりますが、雨が降った後や洗車後などにボディについた水滴を拭き取らずに置いておくと雨染みや水染みの原因となります。
特にコーティングは撥水効果が高く、水玉のような弾きを体感することができますが、ボディが濡れたままでいると太陽光や熱でその水玉が乾いて雨染みや水染みができてしまいます。
可能であれば、雨などで濡れたら完全に乾く前に水滴を拭き取りましょう。
洗車後は要注意
メンテナンスの一環で車を洗うという人も多いでしょう。洗車時は特にシミができやすいので注意が必要です。
自宅や洗車場で車を洗う時は水道水や井戸水を使う方が大半かと思いますが、水道水や井戸水には多くのミネラル分が含まれています。これらが乾燥すると白いシミとなってボディに付着します。
特に日中の洗車や夏場の炎天下での洗車においてはすぐにシミとなってしまいますので、気をつけましょう。
コーティングしたボディに雨染みができた時の対処法
どれだけ気をつけていてもボディに雨染みができてしまうということもあります。そういった際の対処方法を、段階を追って説明していきます。
洗車する
まずは基本中の基本の洗車をしましょう。水洗いで雨染みが落ちない場合は、カーシャンプーを使って丁寧に洗います。
この時コンパウンド入りのシャンプーを使うと、コーティング面を傷つけたり剥離してしまったりする可能性もあるので、シャンプーはコーティングのメンテナンス用かノーコンパウンドのものを選ぶようにしてください。
付属のクリーナーを使う
洗っても雨染みが落ちなかった場合は、コーティングに付属しているメンテナンスクリーナーを使ってみましょう。メンテナンスクリーナーには洗浄成分とコーティングを復活させる成分が含まれています。しつこくこびりついていない雨染みの場合は、この方法で大体は落とすことができます。
市販のクリーナーを使う
メンテナンスクリーナーでもダメな場合は、さらに強力な市販のクリーナーを使います。「雨染み除去」や「スケール除去」と書かれているものがおすすめです。
ただし、使うクリーナーによっては塗装面を痛めてしまう可能性があるので、バンパー下部など見えない場所で一度試してからボディ全体に使用するようにしましょう。
お店に車を持ち込む
ここまでやって雨染みが落ちないという場合は、ボディの塗装内部にまでシミが侵食しているということが考えられます。
その場合、DIYで対処するのが難しいので、コーティングを施工してもらったお店などに車を持ち込んで対処してもらいます。
有料のメンテナンスやボディの研磨をして、コーティングの再施工が必要となる場合があります。
しつこい雨染みの対処はプロに頼もう!
雨染みはただの汚れと判断すると、後処理が大変になることもあります。自分自身でできる対処法は、「屋根付きの場所に駐車する」ことと「こまめに車を洗う」ことです。
こまめにやったとしても雨染みができる場合があるので、その場合はプロに頼んで対処してもらうようにしましょう。