車の中の家族

カーコーティングをする前に知っておきたい基礎知識4選!

「車を買ったらカーコーティングをすると良い」と言われたことがある人もいるでしょう。今やカーコーティングは必須と言っても大げさではないほど、施工する人が増えています。しかし、カーコーティングはどのような効果があるのか、種類は1種類だけなのか、といった疑問を持たれる方も多いかもしれません。
この記事では、カーコーティングの基礎知識を4つに分けて解説します。

コーティングとは

カーコーティング

コーティング、という言葉を聞いたとき、どのようなことをイメージされるでしょうか。ボディを保護するために液剤などを上塗りする、ということを思いつく人が多いかもしれません。この考えで正解ですが、深掘りしていくとより理解ができます。
車のボディの塗装面は、塗料の上にクリア塗料を塗ることで塗装面を保護していますが、このクリアも時間の経過などで劣化していきます。コーティングではそのクリア面の上にコーティング層を形成してボディを保護する役割を持っています。私たちの身体で例えるのなら、日焼けを防止するために日焼け止めを塗るようなイメージです。車本来の塗装面を守るために、コーティングが有効なのです。

コーティングのメリット

水滴を弾くカーボディ

前段で塗装面を守るためにコーティングをする、とお伝えしました。多くの人がイメージしているコーティングは、「水弾きをよくする」ということかと思います。コーティングには、塗装面の保護やボディについた水を弾きやすくするというメリットがあります。
また、これらに加えてコーティングをかけることで「車が汚れにくくなる」といった効果もありますし、車が汚れにくくなることで「洗車にかかる手間が軽減される」といったメリットもあります。

忘れてはいけないのが、コーティングには艶出し成分を有しているものもありますので、車をきれいな状態で保つことができます。このように、コーティングをかけることで多くのメリットを受けられます。

コーティングの種類

指さしをする女性

コーティングの効果やメリットを知ると、コーティングを愛車に施工したいという思いが強くなったかもしれません。しかし、一言でカーコーティングと言ってもさまざまな種類があります。
コーティングは大きく分けると3つのカテゴリーに分類することができ、特徴や持続する期間が変わってきます。コーティングを施工する前に、それぞれの特長について知っておきましょう。

油脂系コーティング

最もポピュラーなのが油脂系で、ワックスはこれに該当します。車に塗布したワックス(油分)は、水をはじく効果があります。その性質を利用しているため、油脂系コーティングは施工が簡単で費用も安いです。しかし、効果持続が2週間~1ヶ月程度と劣化が早いというデメリットがあります。また、まめに劣化した部分を洗車などで取り除く必要もある上に、こまめにコーティング施工をする必要もあります。

樹脂系コーティング

油脂系よりも効果の持続が長い(3ヶ月~6ヶ月)のが樹脂系コーティングで、「ポリマー系コーティング」と呼ばれることもあります。油脂系(ワックスがけ)と同様に施工が安価なことも特徴です。
油脂系コーティングよりも効果が持続するだけでなく、コーティング施工すると光沢が感じられます。あまり手間をかけずにコーティング効果を持続させたいなら、こちらが良いでしょう。

ガラス系コーティング

油脂系や樹脂系のコーティングと比べると、ガラス系のコーティングは施工後の艶はもちろんですが持続性も施行料金も高いです。ガラス系のコーティングは、細かく分類すると「ガラス繊維を樹脂系のコーティングに混ぜているもの」や「ガラス繊維に他のコーティング成分が入っているもの」などに分かれます。この両者を比べると、後者の方が費用は高くなりますが効果が長持ちすると言われています。
コーティングの持続性は車の保管状況によって変わりますが、おおむね半年から1年間です。

自分でもできる?

はてなマークと車の模型

紹介した3つのコーティングは、自分で施工することが可能です。施工の難易度は「油脂系→樹脂系→ガラス系」の順番に上がっていきます。
車を洗った後にワックスがけをしている人もいるかと思いますが、これが最も身近なコーティングと言えるでしょう。

最近ではカー用品店などで樹脂系やガラス系の簡易コーティング剤が売られていますので、コーティングがより身近になっています。しかし、DIYで行うコーティングは比較的数週間から数ヶ月の短期間で効果が無くなってしまうものが多いので、手間がかかります。一定期間のうちにコーティングをかけ直す必要があるので、忙しい人には適していないかもしれません。

もし持続性のあるコーティングを希望するなら、お店にかけてもらうことをおすすめします。お店でできるコーティングは、簡易的なものから本格的なものまで多くラインナップされています。
コーティングは化粧と同様に下地(ベース)の状態によって効果が変わってくるとも言われています。お店(プロ)が施工するコーティングは下地もしっかりと整えた上でコーティングを施工しますから、仕上がりと持続性が大きく変わります。それなりに費用はかかりますが、プロに任せた方が満足度の高いコーティングを愛車に施工できるでしょう。

コーティングのことで困ったらガソリンスタンドに相談しよう

カーコーティングを施工できるお店は、コーティング専門店やディーラーなど多くありますが、皆さんが日頃利用しているガソリンスタンドでもコーティングを受け付けています。専門の研修を受けた、知識と技術を有したスタッフがコーティングをかけてくれるので安心です。
もしコーティングのことで悩み事があるなら、ガソリンスタンドに行った際にコーティングの相談をしてみるのも良いでしょう。皆さんの車に合った的確なアドバイスを受けられるはずです。

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