車検をするapollostationのスタッフ

車検時にタイヤ交換は必要?費用はどのくらいかかるの?

乗用車であれば、定期的に車検を受ける必要があります。車検ではさまざまな項目をチェックして、車が安全に運行できるかどうかを確認します。
その中の項目の一つが「タイヤ」です。タイヤは車の中で唯一地面に接している部分なので、より安全性が求められます。では車検ごとにタイヤを交換する必要があるのかという疑問があるかもしれませんが、国が定めた基準をクリアしていれば問題ありません。
この記事では、車検でタイヤのどの部分を見るのか、タイヤ交換をする場合どれくらいの費用がかかるのか、という点を中心に解説していきます。

車検ではどの項目を見るの?

車検をするapollostationのスタッフ

はじめに、車検でチェックされる項目にはどのような部分があるのか確認していきましょう。冒頭でお伝えしたタイヤに加え、安全に運行させるために下記のような項目がチェックされます。

  • 車の外周り
  • ガラス
  • 各種メーター類
  • 内装、シートベルト、発煙筒
  • 灯火装置
  • ワイパー
  • ウインドウウォッシャー
  • マフラー
  • ドライブシャフトブーツ
  • ブレーキ
  • 排気ガス

これらの項目は一部となります。簡潔にまとめると「車を安全に使うことができるか」をチェックすると覚えておけば問題ないでしょう。
前方を照らすライトが安全な範囲を照らしているか、ブレーキランプが点灯して後方に知らせることができるか、雨の日に水滴を拭き取れるか、などといったイメージです。
これらを定期的に見ることで、社会全体の車の運行がより安全なものになっていくのです。

車検時はタイヤ交換が必須?

車検でタイヤをチェックするapollostationのスタッフ

ここからは、車検におけるタイヤに関することについて深掘りしていきましょう。
冒頭でもお伝えした通り、車検ごとにタイヤを交換する必要はありません。ただし、国が定めている「保安基準」を満たしている必要があります。

その保安基準をわかりやすく解説すると「タイヤに亀裂やワイヤーの露出等の破損がないこと、さらにタイヤの残り溝が1.6mm以上あること」ということです。

タイヤが何らかに接触して大きな傷が入っていたり、タイヤがすり減ったりしている場合は交換が必須ということになります。特に残り溝についてはタイヤの設置面に「スリップサイン」が露出しているかどうかで判断することが可能です。スリップサインはタイヤの設置面に一定間隔に用意されている凸状のもので、目視確認ができます。車のタイヤの残り溝を見る際、参考にしてください。

車種別、タイヤ交換にかかる費用の目安

並んだタイヤ

車検時などで、実際にタイヤを交換する必要があると判断された場合、どれくらいの費用がかかるか気になるでしょう。ここでは車種別でタイヤ交換の費用がどれくらいかかるのかまとめました。タイヤの銘柄やサイズによって費用感は異なりますが、タイヤ交換費用の目安としてご確認ください。

軽自動車

13~15インチのタイヤが主流で、タイヤ交換費用はおおむね7万円~10万円かかります。

コンパクトカー

14~16インチのタイヤが主流で、タイヤ交換費用はおおむね8万円~12万円かかります。

セダン

15~18インチのタイヤが主流で、タイヤ交換費用はおおむね9万円~14万円かかります。

小型ミニバン

セダンと同様に15~18インチのタイヤが主流で、タイヤ交換費用はおおむね9万円~14万円かかります。

大型ミニバン

17~20インチのタイヤが主流で、タイヤ交換費用はおおむね14万円~20万円かかります。

SUV

大型ミニバンと同様に17~20インチのタイヤが主流ですが専用タイヤのため割高です、タイヤ交換費用はおおむね16万円~22万円かかります。

タイヤ交換費用を節約するにはどうしたらいい?

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前段でタイヤ交換の費用の目安を紹介したので、ある程度の費用感は把握できたかと思います。車を安全に使うために必要であるとはいえ、まとまったお金が車検に加えて必要となると、大きな出費になるでしょう。ここから、出費を少しでも節約する方法を紹介します。

その場しのぎなら中古タイヤを選択

第一目標を「車検に合格する」ということとするのであれば、中古のタイヤを選択することも一つの方法です。
中古タイヤはタイヤの状態によって金額が変わりますが、その場をしのぐためと考えるならコストは最も抑えられます。しかし、中古なのでタイヤの状態を見極める「目利き力」が必要になります。また、早いタイミングでタイヤの寿命がやってくるので、結果的にタイヤ交換の頻度は増えてしまうでしょう。車検時の出費は抑えられますが、手間は増える可能性があります。

ネット販売を利用する

最近はネット販売でタイヤを買うこともできます。タイヤに関してある程度の知識を有していれば、ネットでタイヤを買ってガソリンスタンドにタイヤを持ち込んで交換してもらうことも可能です。
ネットでタイヤを選ぶ際は、「今装着しているタイヤと同じサイズを選ぶ」と良いでしょう。タイヤの側面に「195/65 R15 91H」などとサイズが刻印されています。このサイズで検索して同じタイヤを選ぶと「サイズやホイールタイプが合わなかった」という失敗を防げます。

タイヤ価格だけでなく工賃にも注目しよう

タイヤ交換をするとき、タイヤ代に加えて交換工賃を支払う必要があります。工賃はお店によってまちまちですので、相見積もりをとってトータルの費用を抑えることも必要です。

タイヤ交換はどこでしてもらうのがいい?

運転席の女性とapollostationのスタッフ

タイヤは、カーディーラーやカー用品店など車を扱う多くの場所で交換してもらえます。お店によって販売価格や工賃が異なるため、複数のお店で比較検討すると良いでしょう。
皆さんが日頃利用しているガソリンスタンドでも、タイヤ交換をしてくれます。ネットで買ったタイヤの持ち込み交換にも対応していますから、一度問い合わせてみてください。

タイヤのことで気になることはガソリンスタンドに相談してみよう

ガソリンスタンドには国家資格を持った整備士がいます。タイヤのことで困ったら一度相談してみてください。皆さんの状況に合わせて、適切なアドバイスをしてくれるでしょう。

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