愛車をいつ洗おうか、悩むことも多いかもしれません。
今は天気がいいので洗いたいけれど、天気予報を見ると雨マークがあるので洗うのをためらうという方もいるでしょう。
しかし、雨の前だからこそ洗車をする意味があります。
そこで今記事では、雨の前に洗車をすることの大きな意味に加えて、愛車を大切に保護するための洗車のタイミングについても解説していきます。
洗車をすることの効果
そもそも、洗車をするとどういった効果があるの?と疑問に思う方もいるかもしれません。頻繁に洗車をする人もそうでない人も、改めて洗車の効果について確認していきましょう。
愛車をきれいに保てる
洗車をすることの大きな理由が愛車をきれいに保てるということです。一言で簡単に言い表すのであれば「自己満足」で解決してしまいます。
大金を出して買った車ですから、常にきれいにしておきたいという気持ちもありますし、車がきれいだと良い気分になれるでしょう。
これだけの理由でも、洗車をすることに意味があると言えます。
車の状態に気がつける
実は洗車は「愛車のメンテナンス」のひとつとも言われています。洗車をすることで車がきれいになると、塗装面の状態がよくわかります。
また、洗っている最中や拭き上げをしているときに、小さな傷を見つけることもあるかもしれません。こういった「愛車の小さな変化」にも気づくこともできるでしょう。
空気抵抗が減る
車をきれいにすることで、「燃費が向上する」や「パワーが上がった」という効果も感じられるとされています。
その理由の一つとして考えられるのが、車に付着した汚れが落ち凸凹としたボディの表面が滑らかになることによる、空気抵抗の低減です。
これによってわずかではありますが、効果を実感できるとも言われています。
雨の前に洗車してはダメ?
洗車をした後に雨が降ると、「せっかく洗ったのにもう汚れてしまった」と後悔してしまうでしょう。
車がきれいな状態を1日でも長く保ちたいがために、雨予報がないときを選んで洗車をするという方も多いかもしれません。
しかし、そのタイミングを見計らうとなかなか洗車をする機会が訪れないということもあります。
このような状態が続くと、汚れがしつこくこびりついて次の洗車時に余計な労力がかかってしまうので、天気予報を気にせずに車を洗うようにしましょう。
雨の前に洗車する絶好のタイミング
意外に思うかもしれませんが、雨が降る前こそ洗車をするのに適したタイミングとされています。ここでは、その理由を説明していきます。
コーティングの効果が実感できる
洗車をするとき、水洗い洗車やシャンプー洗車だけでなく、コーティング剤などを使ってボディを保護するという方も多いでしょう。
コーティング剤の効果は「ボディの艶出し」だけでなく、「水弾きの向上」や「次回の洗車時の効率アップ」といったプラスの効果が見込めます。
洗車をしてボディをコーティングした後に雨が降ると、コーティング剤の水弾きの効果を目で実感することができます。
それだけでなく、雨の後に洗車をするときに汚れが落としやすかったり拭き上げしやすかったりといった効果も体験することができるでしょう。
むしろ雨が降っているときに洗った方がいい
雨が降っているときの洗車も、非常に効果があるとされています。
洗車をするときは水道水を使って車を洗いますが、水道水にはミネラル分や不純物が多く含まれているため、その水が乾くと水ジミの原因となり得ます。
しかし、雨の場合は不純物が水道水よりも少ないので、水ジミができにくいのです。
また雨が降っているときは、洗車をした後雨に濡れてしまうので拭き上げをする必要がありません。拭き上げをする必要がない分、手間が省けるということになります。
車を洗った直後に雨に濡れて汚れてしまいますが、きれいなボディの上に汚れがつくのでそれほど汚れが気にならないといったメリットもあります。
洗車に適したタイミングは?
洗車はいつでもできますが、直射日光がよく当たる天気は避けたほうが無難です。
車が濡れているときに太陽光が当たると水がすぐ乾き、その跡がウォータースポットと呼ばれるシミとなります。
これが極力できないようにするためには、曇りの日に洗車をするのがおすすめです。
また、夏場などボディ表面の温度が高温になりやすい時期の洗車は、曇っていてもウォータースポットができやすいので、日中の洗車は避け、比較的涼しい午前中の早い時間や夕方に車を洗うと良いでしょう。
雨の前こそ洗車のベストタイミング!
雨が降るから車を洗いたくないと思うかもしれませんが、むしろ雨のほうが好都合なこともあります。
ガソリンスタンドにあるセルフ洗車機なら車から降りることなく車を洗うことができますので、給油のついでなどに洗車をしに行ってみましょう。