車のメンテナンスで基本中の基本とも言われるのが洗車です。洗車をすることで車のボディの状態を適切な状態に保つだけでなく、ちょっとした異変にも気付けるため定期的に車を洗うことが推奨されています。
日本は四季があり、どの季節においても洗車は重要だと言われています。この記事では、秋口に車につく汚れや洗車の仕方などを解説していきましょう。
秋は行楽などで車が活躍する季節
暑い夏が終わりだんだんと涼しくなっていく秋口は、レジャー等で車が活躍します。ドライブはもちろんですが、紅葉狩りや観光などで車が活躍することが増えるでしょう。
車は使っていなくてももちろん汚れますが、行楽先で汚れてしまうこともありますので、その都度洗車をすることが大切です。
秋口に車を使うとどのような汚れがつく?
それでは、秋口のドライブで車を使うと、どのような汚れがつくのでしょうか。季節特有の汚れからオールシーズンで汚れるものまで様々ですが、5つの項目に分けてみていきます。
砂埃などの汚れ
屋外で車を使用していると、通年で汚れる原因の一つが砂埃です。放っておいても問題はありませんが、車の見た目が悪くなりますので定期的に汚れを落とす必要があります。
虫による汚れ
暑い夏場はあまり出てきませんが、涼しくなると動きが活発になるのが虫です。山道や高速道路を走っていると、フロントガラスやバンパー、ドアミラーなどに死骸が付着します。そのまま放置していると汚れがこびりついて塗装面に侵食することもありますので、車についたら早めに洗車して汚れを落としましょう。
落ち葉による汚れ
涼しくなる秋から冬にかけ、葉っぱが木から落ちます。ワイパーの隙間など車の中に入り込んでしまうと溜まった水が流れる経路に詰まります。これによって泥が溜まったり、ボディが汚れやすくなったりするなど不具合が生じてしまうことがありますので、早めに汚れを落としましょう。
鳥のフンによる汚れ
鳥たちも虫と同様に涼しくなると活動が活発になります。電線や木の下に車を止めておくと、フンをされ車にこびりつくことがあります。鳥のフンが塗装面に付着した状態だと塗装に影響が出るため、虫の死骸同様に早めに対処しましょう。
樹液による汚れ
秋口に車につく汚れの中で厄介なものが樹液です。樹液は粘り気が強く、固まると塗装に侵食するなど悪影響を及ぼします。
汚れはそのまま放置しても大丈夫?
前段で紹介した汚れは、基本的には放置するのは良くありません。特に虫の死骸や鳥のフン、樹液は塗装面に侵食して二度と落とせなくなってしまうこともあります。こまめに車を洗い、汚れがこびりつかない状況を作っておくことが大切です
秋に汚れた車はどのようにきれいにする?
実際に車に汚れがついてしまったら、どのようにきれいにすれば良いのでしょうか。先ほど出てきた汚れを例に洗車方法を確認してきます。
砂埃
砂埃がついた状態で車をスポンジなどでこすってしまうと、ボディに傷がついてしまいます。これを防ぐためには、ボディに大量の水をかけてから洗車をしてください。
虫の死骸
ボディに虫の死骸がついてしまうことは仕方のないことですので、こびりついてしまったら早い段階で洗車をしてください。高圧洗浄機があるなら水圧で落とせます。高圧洗浄機がなくても、大量の水で死骸をふやかしてカーシャンプーを含んだスポンジなどでこすれば落とせるでしょう。
落ち葉
手の届く範囲であれば、取り除けば問題ありません。場合によってはエンジンルームの中に落ち葉が侵入している場合もあります。エンジンルーム内は走行直後だと高温になっていて火傷をするかもしれないので、十分に冷えた状態で行いましょう。
鳥のフン
虫の死骸と同様に、高圧洗浄機による強い水圧で洗い流すか、大量の水とカーシャンプーで洗い流してください。鳥のフンがついたとわかった時点で、洗車をしなくてもウエットティッシュなどがあれば取り除けます。使用済みのペットボトルに水道水を入れ、水を汚れた箇所にかけた後に拭き取るときれいになるでしょう。
樹液
ここで紹介した5つの汚れの中で一番厄介なものが樹液です。樹液はネバネバとしているため、普通にスポンジなどでこすっても汚れを落とせるどころか伸びてしまいます。樹液汚れに一番効果があるのが、熱湯です。80℃くらいまで温めたお湯を樹液にかけることで溶けて流れていきます。もし熱湯を用意できない状況で汚れを落とす場合は「虫取りクリーナー」や「アルコールが含まれたシリコンオフ」を使いましょう。
汚れた車はどこで洗う?
気になる汚れがついた時、どこで車を洗うかというのも考えるべきポイントの一つです。自宅の駐車場で車を洗うことができるなら気にする必要もありませんが、マンション住まいや自宅から離れた場所に駐車場を借りている場合は別の場所に車を移動して車を洗う必要があります。自分で洗うならコイン洗車場が候補になりますが、自分で洗うのが大変だという場合もあるでしょう。
ディーラーやカー用品店などでは有料の洗車サービスを提供しているところもありますが、ややハードルが高いと思うかもしれません。それであれば、気軽に行けるガソリンスタンドを利用するのも一つの方法です。
ガソリンスタンドでは、スタッフが洗ってくれるサービスを提供しているところもあれば、セルフ洗車機を導入しているところもあります。ガソリンを入れるついでに車を洗うこともできますし、ガソリンを入れなくても洗車だけでも利用可能です。
愛車は気軽に洗えるガソリンスタンドで洗車しよう!
秋の行楽で車についた汚れは、早いうちにきれいにするのが最善の方法です。可能であれば、レジャー帰りに行くことで、汚れがこびりつく前に対処することもできるでしょう。
ガソリンスタンドによっては、洗車仕上げに使えるタオルを貸し出しているところもあります。手ぶらで洗車しに行けるのも大きなメリットなので、汚れが気になったらガソリンスタンドに行って車をきれいにしましょう。