タイヤ空気圧警告灯が点灯!原因は?

空気圧警告灯は、タイヤの空気圧が不足すると点灯するランプです。車によっては搭載されていないものもあるため、もしかしたらなじみが無い方もいるかもしれません。しかしどんな車であっても地面と車体をつなぐタイヤは重要な部品です。

ここでは空気圧警告灯が点灯する原因や対策方法について紹介します。突然点灯しても冷静に対処できるようにぜひチェックしてみてください。

メーターに空気圧警告灯が点灯!その原因は?

空気圧警告灯が点灯する仕組みはメーカーや車の種類によって異なりますが、点灯する原因はいずれも共通しています。警告灯が点灯する主な原因として以下の3つがあげられます。タイヤの空気圧が低下しなくても点灯するケースもありますが、車の不調には変わりないため、点灯した際は必ず対処しましょう。

空気圧の異常

あらかじめ決められた基準値よりもタイヤの空気圧が下回る際に点灯するケースです。車のシステムによっては25km/h以上で走行した際に検知される場合もあります。パンクやバーストなどで急激に空気圧が減少した場合は、すぐに点灯しないこともあるため、異常があると感じた時には点灯の有無に限らず対処しましょう。

センサー本体の故障

空気圧を検知するセンサーの電波が途切れることで受信側が異常と判断し、メーター上で警告灯を表示させるケースです。タイヤ自体が原因では無いため走行は可能ですが、タイヤの異常を検知できないため必ず修理をお願いしましょう。

センサーの電池切れ

センサー内にある電池が弱まってくると、警告灯を点灯させてドライバーに交換を促します。電池の寿命は10年以上動くように設定されていますが、自分で交換することは難しいため、専門の工場や店舗にお願いしましょう。

タイヤ空気圧警告灯が点灯した時の対処方法

ここでは走行中に空気圧警告灯が点灯してしまった時の対処法について紹介します。点灯する原因によって対処方法は異なるため、それぞれ確認してみましょう。

自然にタイヤの空気が抜けている場合

タイヤの空気が抜けて空気圧が低下した場合は、新たに空気を入れることで警告灯が消灯します。空気の注入は市販の空気入れのほかにもガソリンスタンドやカーショップで入れることも可能です。

タイヤがパンクしている場合

タイヤがパンクしている状態でそのまま走行すると、さらなる損傷や修理が不可能になるため避けてください。もしスペアタイヤや修理キットがある場合は応急処置をして、無い場合はロードサービスを呼んで対応してもらいましょう。

スペアタイヤに交換した場合であっても、車側から空気圧が検知できないため、空気圧警告灯は点灯したままとなります。スペアタイヤはあくまでも応急処置としたうえで、専門の業者に修理をお願いしましょう。

センサーの不具合が原因の場合

センサーの電池切れや不具合が原因で点灯している場合は、ディーラーや販売店で修理を受けるようにしましょう。システムの異常ということも考えられるので精密な検査が必要です。

タイヤ空気圧警告灯の役割

一見厄介に感じる空気圧警告灯かもしれませんが、搭乗者を守るためには欠かせない装置です。海外では日本に先立って空気圧センサーの装着が義務化されるほど注目されていますが、実際にどのような役割があるのか見ていきましょう。

空気圧不足によるタイヤのトラブルや事故を未然に防ぐ

空気圧が下がっていることを知らずに走り続けてしまうと、パンクやバーストといったトラブルが起きやすくなります。そのため空気圧警告灯で事前にドライバーへ知らせることで、トラブルの回避に役立つのです。

適正な空気圧を保つことで燃費向上

タイヤの空気圧が下がってしまうと地面との抵抗が増えてしまうため燃費は下がります。しかし警告灯が点灯しないように気を付けることで、適切な空気圧を保ち燃費の低下を防ぎます。加えてタイヤ本来の性能を維持することも可能です。

タイヤの偏摩耗を防いで寿命を延ばす

空気が抜ける速度はタイヤごとに異なりますが、4本それぞれの空気圧が一定でないと、偏摩耗を起こす原因となります。偏摩耗してしまったタイヤは、タイヤ交換のサイクルを早めるため、結果的に寿命を縮めてしまいます。空気圧警告灯によって正しい空気圧を維持することで、タイヤの寿命を延ばすことが可能です。

タイヤの空気圧はセルフチェックが基本!

空気圧警告灯を点灯させないためには、日頃のセルフチェックが大切です。タイヤの中は密閉されているので、空気圧は減りにくいと思う人もいるかもしれません。しかし、実際は目には見えないほど小さな穴から少しずつ抜けていきます。そのため、空気圧計などを使用して適切な空気圧を保つようにしましょう。

また、空気の注入口であるエアバルブの不良によっても空気が漏れる場合があります。その場合はバルブを交換する必要があるため専門の工場や店舗へ修理をお願いしましょう。自分でチェックするのが面倒に感じる場合は、車の点検やピットサービスで空気圧を見てもらうことも可能です。

また最寄りにあるカー用品店やガソリンスタンドでも空気圧の確認はできます。そのため車のことがよくわからない人や点検する設備が無い人も検討してみてはいかがでしょうか。店舗によっては空気が抜けにくい窒素を充填してもらえるところもあります。自分で直接点検しなくてもメンテナンスは定期的に行うようにしましょう。

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