高いタイヤと安いタイヤは何が違うの?

車の中で唯一地面に接しているのがタイヤです。タイヤは使えば使うほど溝が減り、交換のタイミングがやってきます。
タイヤ交換を検討する際、「価格」で比較する人も多いかもしれません。しかし、そもそも高いタイヤと安いタイヤだとどのような違いがあるのか、よくわからないという人もいるでしょう。

そこで本記事ではタイヤの値段によってどう変わるのか、という点について解説していきます。

タイヤにもグレードがあるのって知ってた?

そもそもタイヤにはグレードが存在します。タイヤメーカーのホームページやカタログには様々なタイヤが掲載されていますが、この時点でもグレード分けされています。
もちろん軽自動車やコンパクトカー、ミニバンやセダンなど車の種類によっても車種ごとに3つ程度グレードが分けられています。

高いタイヤと安いタイヤの違いは何?

それでは、値段が高いタイヤと安いタイヤの違いはどのような点があるのか、3つの観点から確認していきましょう。

乗り心地や静粛性が変わる

大きなポイントの一つとして挙げられるのが乗り心地と静粛性です。
一般的に高いタイヤはサイドウォール(側面)の剛性が高められているため、カーブを曲がった時だけでなく直進時でもタイヤがたわみにくく乗り心地が良くなっています。
また走行中に路面から発生するロードノイズ(音)についても高いタイヤになればなるほど軽減されるように吸音材が用いられていたりします。

燃費性能が変わる

タイヤの性能を評価する際の一つのポイントとして挙げられるのが、「転がり性能」です。
この性能が高くなればなるほど少ない力で長い距離を進むことができるのですが、これを簡単に表現するとガソリンの消費量が減るということになります。
タイヤの燃費性能はタイヤの値段と完全に比例はしませんが、グレードが上がればその性能も向上していきます。

グリップ性能が変わる

タイヤメーカーのホームページやカタログを見ていると「ドライグリップ性能」や「ウェットグリップ性能」という項目があります。
これはその名の通り「路面に対する食いつき」を数値化したもので、これが高ければ高くなるほど滑りにくくなるということです。
タイヤによって得て不得手が出てくる項目ですので高いタイヤ=グリップ性能が高いということにはなりませんが、一般的にはタイヤの値段とグリップ性能が同じ関係性にあると言えます。
とは言っても、安いタイヤであっても最低限のグリップ性能が確保されています。安いタイヤだからとても滑るというわけではありません。

タイヤ交換をするタイミングの目安はある?

話は戻ってしまいますが、タイヤ交換する時はどのようなタイミングですればいいのでしょうか。ここでは、タイヤ交換時期の目安について3つの視点からチェックしていきます。

溝がなくなった時

最もわかりやすいタイミングとして挙げられるのが、タイヤがすり減った時です。新品時、多くのタイヤの溝は8mm程度ですが、走れば走るほどすり減ります。
車検時はタイヤの残り溝が1.6mm以上あるかということを確認します。
しかし、残り溝が半分(4mm)以下になるとグリップ性能が低下すると言われていますので、半分以下になったタイミングからタイヤ交換を意識するようにしましょう。

ひび割れが目立ち始めた時

タイヤはゴム製品ですので、屋外で使用していると少しずつ劣化していきます。
劣化の度合いは車を使用している環境(気温や駐車場所)によって変わってきますが、一つの目安として挙げられるのが「ひび割れしているか」という点です。
タイヤの側面に少しずつヒビが入り始め、だんだんと進行するとタイヤの接地面にひび割れが広がっていきます。
ひび割れた状態でタイヤを使い続けるとバースト(破裂)の恐れが出てきますので、溝が残っていても交換しましょう。

年数が経過した時

車に全く乗らない、車を屋内保管している、という場合だと溝も残っていてひび割れも全く起きないということがあります。
しかし、ゴムが硬くなって滑りやすくなったり乗り心地が悪くなったりしますので、もったいない気はしますが年数が経過しているタイヤは交換しましょう。
一つの基準としてタイヤの製造年から判断する方法があります。
タイヤの側面に書かれている数字「〇〇□□(〇〇が製造週、□□が製造年の下2桁、メーカーにより異なります)」から年数を読み取り、5年以上経過している場合は交換することをおすすめします。

タイヤの値段と工賃はどれくらい?どこで交換して貰えばいい?

タイヤの値段はピンキリです。
タイヤのサイズによって大きく変わりますので一概に何万円、と表現できませんが15インチタイヤを装着したコンパクトカーを例に挙げると、概ね4万円〜8万円くらい(工賃込み)が相場と言えるでしょう。
工賃についてはタイヤが装着しているホイールの材質がスチールかアルミかによっても変わってきますので、あくまでも目安と考えください。
タイヤ交換はディーラーやカー用品店、ガソリンスタンドなどに依頼できますので、その状況に応じて場所を選ぶことができますが、ガソリンを入れるついでなどに相談するのも一つの方法です。

タイヤのことでわからないことはプロに相談しよう

タイヤは命を乗せている最も重要な部品であるとも言われています。あまり安すぎるタイヤでは心配になってしまう方もいるかもしれませんので、タイヤに詳しいプロに一度相談してみることをおすすめします。

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