車のボディが色あせする原因と対策方法について解説

車は新車で買った時はキレイで故障がなくても、使っていくうちに少しずつ劣化していきます。それはエンジンや内装だけでなく、ボディも同様です。
長い間車を使っていると、知らず知らずのうちに塗装が劣化して色あせしていくこともありますので、少しでもそれを防いでいきたいと思うでしょう。
そこで今記事では、ボディが色あせする複数の要因や、防ぐための対策法を紹介していきます。

車のボディは劣化していく

車に限らず、モノは時間の経過とともに少しずつ劣化していきます。車の場合、走りに関係する部分が走行距離などを原因として劣化していきます。
もちろんボディの外装に使われている部品や塗装面も、時間の経過とともに少しずつ劣化していくでしょう。しかし、目視では気づかないこともあります。
車の状態は納車されてからじわりじわりと変化し色あせていく、ということを覚えておかなければなりません。

ボディが色あせする原因は?

それでは、ボディに塗られた塗装面が劣化し色あせていくことの原因について確認していきましょう。基本的に車は屋外で使いますが、屋外にはボディの色あせを起こすさまざまな要因が散在しています。

酸性雨

一つ目の原因は“雨”です。あまり気にしたことがないかもしれませんが、雨水は大気中に浮遊している物質を含んでいます。
埃などはもちろんですが、車や工場などから排出された排気ガスに含まれた物質です。そのため、雨に濡れたまま車を放置すると、塗装面に悪い影響を与えます。

紫外線

雨が降っていなければ大丈夫、と思っていてはいけません。晴れていても紫外線の影響でボディの塗装面が色あせしていきます。
日差しが強い時に対策をしないで外を歩いていると日焼けをしますが、車も同じ様に日焼けをします。太陽光の暑さや紫外線によって、色が少しずつ変わってしまうのです。

汚れや花粉、鳥のフンの付着

前述した2つの要因は車を外で使用する以上はやむを得ない事情ですが、ここで紹介する要因はできるだけ回避できるでしょう。
車を外に置いておけば汚れますし、春の花粉シーズンには花粉が付着します。
また、車を停めている場所などによっては鳥のフンが落ちてくるということもあるでしょう。これらがボディについたまま放置すると、その箇所から塗装面が劣化して色あせを起こしていきます。
色あせを防ぐためにも、これらが付着したら時間をおかずに取り除くことをおすすめします。

色あせしやすいボディカラーはあるの?

車を購入する時、好きな色や自分のラッキーカラーなどを色選びの判断基準とした、という方も少なくはないでしょう。
しかし、選ぶ色によって色あせした時に目立つものとそうでもないものがあるということを、覚えておかなければいけません。

では具体的にどの様な色だと色あせが目立っていくのかというと、一般的に色あせしやすいと言われているのは赤や青、黄色などといった原色系の色です。
これらの色は車の保管状況やメンテナンスの状況によって、色あせした時の劣化具合が顕著にあらわれてきます。

また、白系の色も黄ばみなどが発生することがあります。逆に色あせがわかりにくいと言われているのは、黒やグレー、シルバーなどです。

ボディが色あせしないように対策するにはどうすればいい?

せっかく買った愛車は、できるだけ長い期間色あせしないように対策を講じたいところでしょう。ここでは、色あせを防ぐための対策方法をご紹介します。

屋内保管をする

車を所有している方は、使用している時間よりも駐車場に停めている時間が長いという方が大半でしょう。そのため、保管場所に気をつけなければなりません。
太陽光や紫外線、酸性雨にボディがやられないように屋内の駐車場に保管するのがおすすめです。屋外の場合は、カーポートなどの屋根があるところに停めることで劣化を防げます。

ボディカバーをかける

屋外駐車しかできないという場合は、少々面倒ではありますがボディカバーをかけることで屋内保管に近い状況で車のボディを守ることができます。
ボディカバーの欠点は手間がかかることと、乱暴に扱うとボディに小傷がついてしまうということです。車を保護するためには手間がかかりますが、劣化や色あせを防げます。

ボディコーティングを施工する

駐車中の対策以外に講じておきたいのが、塗装面をさらに保護するということです。
ボディコーティングをかけることで塗装面にさらに厚い保護膜をつけることができるので、屋外での使用でもボディの色あせや劣化を防ぐことができるでしょう。
コーティング施工に費用はかかりますが、塗装面の保護だけでなく洗車を時短できたり光沢が増したりするなどの効果も見込めます。

せっかく手に入れた愛車、ボディが色あせしないように対策を練ろう!

ボディの劣化は使用する以上防ぐことはできませんが、保管場所やコーティング施工などでそのスピードを遅くすることができます。今からでも遅くはありませんので、対策を講じてみてはいかがでしょうか。

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