【秋編】季節の変わり目で行いたい車のメンテナンス

暑い夏が終わり、涼しくなってくると起こりやすいのが「体調の変化」です。
季節の変わり目になると私たち人間も自律神経の乱れなどで体調を崩しがちですが、実は車の調子も変わりやすくなります。
そこで今回は、涼しくなる秋に行っておきたい車のメンテナンスを解説します。

涼しくなると人も車も調子を崩しやすい

冒頭でもお伝えした通り、季節の変わり目は体調の変化が起こります。気候の変化が起こると人間も調子を崩しやすいですが、車はどうなのでしょうか。
車には人間のように自律神経はありませんが、気温の変化によって調子が良くなったり悪くなったりしていきます。車に乗る時は注意しましょう。

気温が下がるタイミング、車のどこを注視すればいい?

気温が下がれば、何かしらの不具合が発生する可能性があります。車において気温が下がるとどのような部分の調子が悪くなるのでしょうか。注意すべきポイントをご紹介します。

タイヤ周り

車の中で唯一地面と接しているのがタイヤです。暑い夏を終えたタイヤは、劣化している可能性があります。詳しくは後述しますが、見た目だけでなく注意すべき箇所は多数あります。

エアコン関係

猛暑を耐え抜いたエアコンには、相当な負荷がかかっています。
エアコンのガス漏れが発生していないか、冷たい空気を作るコンプレッサーから変な音はしないか、エアコンフィルターが汚れていないかなど確認すべき箇所は複数あります。

エンジンルーム内

エンジンは常に高温で稼働しています。丈夫に作られているとはいえ、何かしらの不具合が発生している可能性もあります。
特に配管類はゴムや樹脂でできている箇所も多いです。ひび割れなどが発生していると故障のリスクも高まります。まずは目視で異常がないか確認しましょう。

車の下も覗き込んでおこう

車の下を見ることで、オイル漏れや水漏れに気づくことができます。ポタポタと漏れていたら一発でアウトですが、油染みなどがボディ下部に見られる場合は早めに点検整備をしてもらいましょう。

タイヤ周りは特に要注意!

車にとってタイヤは「命を預ける部分」と言っても過言ではありません。前述した通り、車の中で唯一地面と接している部分でもあります。
気温が上がる・下がるに関係なく、大きな変化が起こる時期は特にタイヤを気にかけましょう。ここではその見方などについて紹介します。

タイヤの残り溝

ご存知の通りタイヤはゴムでできていますので、走れば走るほど靴のようにすり減ります。タイヤの溝が少なくなると、濡れた路面など滑りやすい路面では事故の危険が隣り合わせになります。
まずはタイヤの残り溝がどれくらいあるのか、目視で確認してみましょう。簡単な調べ方は、十円硬貨を使う方法です。
「10」の文字がはっきりと見えているようならタイヤ交換のタイミングと言われています。ひとつの目安として覚えておきましょう。

タイヤの劣化具合

車は屋外で使用するため、基本的にタイヤは外気に触れっぱなしです。タイヤに限らず、ゴムでできた製品は外気に触れることで紫外線や太陽光、熱などで少しずつ劣化していきます。
特に暑い時期は路面温度が50度を超えるような過酷な状況下で使われるので、設置面だけでなくタイヤ側面などが少しずつ傷んでいきます。
タイヤの劣化具合を調べる方法は、「目視確認」と「製造日から推測」の2つです。タイヤを見た時にヒビ割れがあるようだと、タイヤの寿命が近づいている証拠です。
また、タイヤが作られた日から年数が経過しているとゴムが硬くなるなどの劣化が進んでいきます。交換時期の目安は、製造から4年が経過したタイミングです。
国産メーカーが発売しているタイヤの場合、タイヤの側面に刻印されている数字(「4022」という刻印の場合は2022年の40週に製造された)から判断できます。
いずれも残り溝が残っていたとしても交換時期のサインとなりますので、覚えておきましょう。

タイヤ空気圧を適切に

タイヤの空気圧は気温に左右されます。気温が10度上がると10kPa(0.1kgf/㎠)ほど上がり、10度下がると10kPa(0.1kgf/㎠)ほど下がると言われています。
タイヤの空気圧が下がると燃費の低下や乗り心地の悪化、タイヤがパンクしやすくなるという弊害が生じます。

また、タイヤの空気は自然に抜けていきますので、定期的に空気圧チェックすることも重要です。

車の点検、自信がない場合はどうすればいい?

ここまでで紹介した車の点検やメンテナンスは、自宅でも比較的やりやすい簡単なものですが、車に詳しくなかったり自信がなかったりする人もいるでしょう。
それであれば、整備士資格を保有したプロに見てもらうことが一番です。カーディーラーや整備工場が真っ先に浮かぶかと思いますが、聞きに行くには敷居が高いと感じるかもしれません。
そのような場合は、ふだん給油で利用しているガソリンスタンドにお願いすることをおすすめします。
ガソリンスタンドには、国家資格を保有した整備士がいるとこともあります。何よりも気軽に入りやすいため、気になる方は話を聞いてみましょう。

愛車のメンテナンスはプロに頼んだほうが安心。気軽に利用できるガソリンスタンドに行こう

簡単な日常点検であれば自宅でも可能ですが、整備となるとプロに依頼したほうが安心感があります。ガソリンスタンドに行けば対応してもらえるところも多いので、給油や洗車のついでに相談してみるのはいかがでしょうか。

出光のPIT in plusなら
カーメンテもネットで簡単予約!

カーメンテの予約はこちら

この記事をシェアする