車の窓ガラスが汚れているとき、濡れタオルなどで拭けばいいのですが、走行中などはそれができません。その場合はウインドウウォッシャーを使用して汚れを落とし、視界の確保をするかと思いますが。しかしウォッシャー液はどうやって交換や補充をするのでしょうか。ここでは、その疑問にお答えするだけでなく、ウォッシャー液にまつわるさまざまな疑問を解決していきます。
ウォッシャー液に関する疑問
ここでは、ウォッシャー液に対して多くの方が抱える疑問をその解決方法を紹介します。特に一度もウォッシャー液を交換したことがない方は、ぜひチェックしてみてください。
ウォッシャー液の成分って何?
ウォッシャー液ですが、何が入っているのか不思議に思ったこともあるかもしれません。一般的に、ウォッシャー液に使われている主な成分は「エタノール」と「界面活性剤」です。エタノールはアルコールの一種ですが、界面活性剤は、台所用洗剤などにも使われている粘り気のある成分で、主に汚れを浮かす役割があります。
ウォッシャー液の種類って1種類だけ?それともいろいろある?
ウォッシャー液の主な役割は窓をきれいにすることですが、これ以外にも追加で効果のあるタイプも販売されています。例えば油膜取りの効果があるウォッシャー液は、撥水効果のある薬品が混ぜてあり、雨天時に視界の確保しやすいことが特徴です。
カー用品店などに行くと各メーカーからいろいろなウォッシャー液が売られていますので、チェックしてみましょう。
ウォッシャー液の代わりに水道水を入れても大丈夫?
窓を洗浄するだけであれば、水道水でも問題ないと思う人もいるかもしれません。しかし、気温が0℃を下回る寒冷地では、水道水だけ入れていると凍結のリスクがあります。一度凍結してしまうとウインドウウォッシャーが使えなくなるだけでなく、故障の原因となるため注意してください。
ウォッシャー液の中には、より低い気温でも凍らない寒冷地仕様もあるため、寒い地域に住んでいる方やレジャー目的で頻繁に訪れる方は交換を検討してみてください。
ウォッシャー液の交換、補充方法
ここでは、ウォッシャー液の交換や補充の方法について解説します。紹介する方法はあくまでも一例ですが、ほぼすべての車に共通するためぜひ確認してみてください。
ウォッシャー液の補充と交換の方法
ウォッシャー液はウォッシャータンクと呼ばれる専用の容器に入れてあります。タンクの位置は車によって異なりますが、一般的にはボンネットを開けると見つかることがほとんどです。タンクには窓ガラスに水をかけたような目印が付けてありますので、頻繁に交換しなくてもわかりやすくなっています。
同じものであれば補充でもOK
ウォッシャー液を補充する際に、新たに同じ種類のウォッシャー液を入れるのであれば、そのまま継ぎ足していただいても問題ありません。その場合はウォッシャー液を既定の量より多く入れないように注意してください。多くの車では既定の量が線としてタンクに記載されているので、それを目安に補充してください。
違う種類を使う場合は完全に空にしてから入れよう
新たに違う種類のウォッシャー液を購入した場合は、正しい効果が得られるようにすでに入っているウォッシャー液出し切った上で補充しましょう。タンクを空にする方法は、ウォッシャー液が無くなるまで作動させる方法が手軽で簡単です。時間と手間は少しかかりますが、これが一番確実な方法でしょう。
ウォッシャー液を交換、補充する際の注意点
市販されているウォッシャー液には、「希釈しないでそのまま使うタイプ」と「使用環境に応じて希釈して使うタイプ」の2種類があります。希釈して使うウォッシャー液の場合は、正しい洗浄効果を得るためにも最適な濃度で使用するように注意してください。
また、寒冷地で使う場合は希釈の比率が異なる場合もあるため、必ずパッケージ裏などに記載された説明に合わせて補充しましょう。
ウォッシャー液はどこで買える?
ウォッシャー液は基本的にはカー用品店やホームセンターの車コーナーで販売されています。いくつかの種類が販売されている場合もありますが、基本的にはどの車でも使用が可能です。セイン品によって洗浄力や効果が異なるものもあるため、自分に合ったウォッシャー液を探してみましょう。
使い方にあったウォッシャー液をチョイスしよう
車のガラスはいつの間にか汚れていることも多いため、ウォッシャー液はいざという時に活躍する、縁の下の力持ちのような役割を担っています。製品によって洗浄力や効果が異なるため、自身の使い方にあったウォッシャー液を探してみてはいかがでしょうか。
交換が面倒な方や自分でできるか心配な方は、ガソリンスタンドでも受け付けているため、給油のついでに問い合わせてみましょう。