ETCの取り付け方法とは?作業方法や時間はどのくらいかかる?

ETCを利用することで料金所の支払いがスピーディーに行えるので、高速道路を頻繁に使う人にとっては欠かせないアイテムです。最近では購入した車についていることもありますが、基本的にETCは後付けのタイプが主流となっています。ここではETCを取り付ける際に知っておきたい基礎知識としてETCの種類と作業方法、作業時間について紹介します。

ETCには「アンテナ一体型」と「アンテナ分離型」の2種類がある

ETCは大きく分けると本体とアンテナが一体となっているものと分離しているタイプがあります。もしこれから取り付けを検討しているのであれば、それぞれの特徴と、最近増えてきているETC2.0車載器についても知っておきましょう。

アンテナ一体型のETCの特徴

本体とアンテナが一体になっているETCは構造がシンプルで部品の数も少ないことから、1台あたりの価格が安めなことが特徴となっています。そのため初めてETCを取り付けたい方にもおすすめです。しかし料金所などで通信をする際にアンテナが隠れてはいけないため、取り付け場所がダッシュボードなど外から見えやすい位置に限られてしまうので注意しましょう。

アンテナ分離型のETCの特徴

ETC本体と通信用のアンテナが分離しているタイプは、アンテナだけをフロントガラスに取り付ければ、本体は目立たない場所に隠せることが特徴です。そのため車の内装や雰囲気にこだわる方から人気があります。こちらは一体型と比べて構造が複雑になることから、価格も高くなりやすい傾向があります。

ETC2.0とは

新たに登場したETC2.0は、料金支払いに加えて高速道路の渋滞情報などをリアルタイムに受信することができるようになりました。ほかにも迂回ルートの検索も可能です。価格は従来のETCよりも高めとなっているため、利用頻度に応じて検討してみるのも方法です。

ETCの取り付けにかかる所要時間

ここではETCの取り付けをする際にかかる所要時間について紹介します。所要時間は本体の種類や車種によって異なりますが、電源の確保等が必要になるためそれなりの時間が必要となります。

アンテナ一体型なら比較的短時間で取り付けが可能

構成している部品数が少ない一体型のETCは、ETC本体の設置場所と電源確保ができれば、比較的短時間で取り付けができます。接続後に配線を隠す時間を入れたとしても、1時間程度で作業が完了できるでしょう。

アンテナ分離型は作業工程が増える

アンテナと本体が分離しているタイプでは、フロントガラス等にアンテナを設置して配線をETC本体に接続する工程が増えます。加えてETC本体の取り付け位置は比較的自由なので、凝った位置に設置するとさらに時間がかかるでしょう。作業時間の目安は取り付け場所にもよりますが、2時間以上は確保しておく必要があります。

ナビ連動タイプはさらに工程が増える

高性能なETCの中には、カーナビと連動して利用料金を表示してくれるタイプも販売されています。カーナビと連動させる場合は、専用の配線を接続する必要があるので、作業の工程はさらに増えるでしょう。車種によってはカーナビの取り外しが必要な場合もあるため、作業時間は1時間程度多めに想定しておくと安心です。

DIYでETCを取り付けする際の注意点

ETCをはじめとした電装品の取り付けはプロに頼む方法が一番確実ですが、中には自分で取り付けをしたいという方も多くいます。ここではDIYでETCを取り付ける際に気をつけたいポイントを3つ紹介します。

電源の確保をどうするか

ETCを動かすには電源の確保が必要です。車の中にはいくつかの電源が存在していますが、基本的にはアクセサリー電源と呼ばれるオプション用の電源から確保するようにしましょう。電源の場所は車種によって異なるため、作業するのであれば、あらかじめ位置を把握しておきましょう。

アンテナ分離型の場合は取り付けの位置に注意

本体一体型のETCの場合、運転に支障があまり出ないダッシュボード上に設置する方法が一般的です。しかしアンテナ分離型の場合は自由に設置できため、取り付ける位置には注意しましょう。特にアンテナ部分の取り付け場所は、フロントガラス下部に取り付けてしまうと車検が通らなくなることがあります。

また、本体部分をどこに取り付けるかも考えなければなりません。よく取り付けられる場所はグローブボックスの中ですが、センターコンソールの中といったこだわった場所に取り付けをする際は、内装に穴をあける必要が出てきます。もちろん加工は自分で行うため、別途道具が必要になることは覚えておきましょう。

配線を隠す方法を検討する

電源やアンテナの接続が確認できたのであれば、配線を隠さなくても作動しますが、見栄えが悪いので基本的には配線を隠す場合がほとんどです。もし自分で取り付けるのであれば、どのように配線を隠すのか考える必要があるでしょう。場合によっては内装の部品を外す必要もあるため、車種によっては取り付け作業以上に時間がかかることも想定されます。

ETCを取り付けたら必ず「セットアップ」を

ETCを取り付けだけではすぐに使うことはできません。なぜならETCが使えるようにするには、セットアップ作業が必要だからです。もし前の車についていたETCから載せ替える場合はそのまま使用できますが、違う車の車両情報から書き換える再セットアップ作業が必要となります。

電装品の取り付けはプロに任せよう

ETCを自分で取り付ける際はある程度のコツが必要なので、もし面倒に感じるのであればプロにお任せする方法が一番確実です。ETCの取り付けは、車を購入したお店やディーラー以外にもお願いすることができ、ガソリンスタンドでも対応可能です。気になった方は気軽に問い合わせてみましょう。

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