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初心者必見!車検を受ける前に知っておきたい基礎知識5選

愛車を買い数年経つとやってくるのが車検です。車検は、車を所有する限り避けては通れない儀式のようなものです。
そもそも車検についてよくわからないという人もいるかと思いますので、本記事では車検を受ける前に知っておくべきことを5つに分けて解説します。

基礎知識①:車検とはどういったものか

車検・点検をするSSスタッフ

車検は、道路運送車両法という法律に定められた義務です。公道を走行する車は一定期間ごとに継続検査(車検)を受け、国が定める保安基準に適合しているかをチェックします。

車検を受ける期間は、乗用車(3、5、7ナンバー、軽乗用車を含む)は新車登録後3年、以降は2年ごとに車検を受けなければなりません。
キャンプなどの用途で1ナンバーや4ナンバーの貨物車を所有している人もいるかと思いますが、その場合は新車登録後2年、以降は1年ごとが車検となります。
ちなみに軽貨物車は新車2年、以降も2年ごととなり特殊となりますので気をつけましょう。

車検では、乗用車の場合は57項目にわたる部分をチェックします。本記事では全て紹介しませんが、車において重要な「走る・曲がる・止まる」に関する部品に不具合がないかを見ることになります。
例えばタイヤの場合、残り溝が1.6mm以上ないと車検に合格しません。他にはフロントガラスにヒビが入っていないか、ヘッドライトが定められた範囲を照らすことができるか、などといった項目をチェックされます。

基礎知識②:車検に必要な期間

チェックマーク

車検は点検項目などが多いことから、時間を要します。
車検の検査項目をチェックするだけであれば数時間で終わるケースもありますが、車検前に24ヶ月法定点検をあわせて行いますので、少なくとも1日は時間がかかると思っておいたほうが良いでしょう。

また、年数が経過していたり走行距離が多かったりする車については、部品の交換が必要になる場合があります。取り寄せる部品があると、数日間は車を預けることも考えられます。

車を通勤通学などで定期的に使用する人の場合、スケジュールをしっかりと組んだり代車を確保したりしなければいけません。

車検に必要な期間については、お店に車を預ける前に事前点検をしてもらえば所要日数の目安を教えてもらえます。このようなサービスを行っているお店に聞いてみるのも一つの方法です。

基礎知識③:車検でかかる費用

車検の文字と電卓

車検期間以外にも気になるのが、どれくらいの費用がかかるのか、ということでしょう。
車検は、大きく分けると法定費用と法定外費用の2つに分類することができます。ここでは、これらについて詳しく見ていきます。

法定費用

車検を受ける際に必ず必要な費用が法定費用で、国が定めています。この内訳は「自動車重量税」と「自賠責保険料」、「検査手数料(印紙代)」となります。

法定外費用

車検をお願いするお店などに支払う代行手数料や車の点検整備費用、部品交換が必要になった場合の部品代や工賃が法定外費用です。
こちらの費用については、整備した分だけかかってくることになります。

必ず相見積もりを取る

車検の費用はどこに頼んでも一律、というわけではありません。法定費用についてはどこに車検を頼んでも同じですが、法定外費用についてはお店によって設定金額が異なります。
少しでも安く車検を受けたいのなら、手間はかかりますが複数店舗に見積もりをもらって比較検討することをおすすめします。
その際は、車検を依頼することで受けられる特典(サービス)の有無を確認すると良いでしょう。

基礎知識④:車検はどこでできるか

はてなマークとスマホ

実際に車検を受けるとなった時にどこに依頼するか、ということを考えるでしょう。車検をお願いできるところはいくつかありますので、ここで紹介します。

ディーラー

車を購入したディーラーは整備工場を併設しているので、そちらに依頼するのも一つの方法です。
ただし、店舗の規模によっては国の指定を受けている(車検ができる)設備がないこともあります。その場合は他店舗に車を運ぶ必要があるため、日数がかかる可能性が高いです。

自動車整備工場

近隣に自動車整備工場がある場合、そちらに依頼することが可能です。
メーカーを問わず車の整備を請け負っているので、安心できるでしょう。工場によって得意としている車種もありますので、問い合わせてみることをおすすめします。

カー用品店

洗車用品などを売っているカー用品店でも車検を依頼することができます。民間車検場として国の指定を受けているところもありますので、最短即日で車検が完了できることもあります。

ガソリンスタンド

皆さんが給油や洗車で利用しているガソリンスタンドでも車検を依頼できます。
ガソリンスタンドによっては、車検対応の整備工場を併設しているところもあります。また、スタンドによっては車検を受けると燃料代が割引してもらえるなど特典もあるため、お得に利用できるかもしれません。

基礎知識⑤:車検の必要書類

自動車検査証

車検は、車を持ち込むだけでは受けられません。必ず必要な書類がありますので、以下で紹介します。

車検証

常に車に入れているかと思いますが、念のため車検証があるか確認しましょう。ない場合は陸運支局で再発行してもらう必要があります。

自賠責保険の保険証券

車検証と同様に必要な書類です。
「現在加入しているもの」に加えて「次回車検の満了日までカバーできる新しい保険証券」が必要になりますが、お店に車検をお願いする場合は支払う法定費用の中に含まれます。
稀なケースとして、友人知人の保険代理店などで加入してから車検をお願いするケースもあるかもしれません。その際は、必要な期間分の保険に加入して持参しましょう。

納税証明書

近年は電子化されていて持参する必要がありませんが、自動車税を納税した直後などデータが反映されていない場合もあります。念のため納税証明書も持参するようにしましょう。

車検のことで困った時はお近くのガソリンスタンドへ

皆さんが日頃使っているガソリンスタンドでも車検が受けられます。燃料代やオイル交換、洗車の割引などを受けられるスタンドもありますので、聞いてみると良いでしょう。
ガソリンスタンドは車に関する多くのことを相談できる場所ですので、とても頼りになります。

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