いつから車検が受けられる?満期の確認方法についても知っておこう

車を保有していると切っても切れない関係にあるのが車検です。車検は保有している車の種類によって期間が異なるだけでなく、車検を受ける時期によっては損をすることもある少し特殊な制度です。
そこで今記事では、車検の満期日の確認方法に加えて車種別の車検時期だけでなく、車検費用の内訳など車検に関わる基礎知識を解説していきます。

車検の期間は何年?

まずは車の車検期間をおさらいしていきます。ここはいわゆる白ナンバーの乗用車と商用車、軽自動車の車検時期を見ていきます。

乗用車(5・7・3ナンバー)の車検は何年?

まずはいわゆる乗用車の車検期間です。車のナンバープレートの「地名」の次の数字の1桁目が5か7、3の白ナンバーの車が乗用車ですが、これの車検期間は「新車時3年後、その後は2年ごと」となります。2022年に新車を購入した場合は、初回の車検が2025年で、その後は2027年、2029年と続いていきます。

商用車(1・4ナンバー)の車検は何年?

次は商用車の車検期間を見ていきます。商用車はナンバープレートの数字が1や4で始まる白ナンバーの車で、車検期間は「新車時2年後、その後は1年ごと」です。
2022年に新車購入したなら初回車検が2024年、その後は毎年と覚えましょう。

軽自動車の車検は何年?

ちょっと特殊なのが軽自動車です。5・7ナンバーの軽乗用車の車検は白ナンバーと同じく「新車時3年後、その後は2年ごと」でわかりやすいですが、少々厄介なのが4ナンバーの商用車です。
軽商用車の車検は「新車時2年後、その後も2年ごと」となるので、気を付けましょう。

車検の満期日はどうやって確認する?

車検の期間はわかったけれど、自分の車の車検が切れる日にちはいつなのかわからないという方もいるでしょう。ここでは車検の満期日を確認するための2つの方法を紹介します。

車検証を確認する

1つ目の方法は車検証を見る方法です。車検証には車のナンバーや車体番号、車の寸法に所有者の住所などが記載されています。
その中に「有効期間が満了する日」という欄があり、それが車検の満了日です。この満了日までに継続車検を受け、新しい有効期間が記載された車検証を受け取る必要があります。

車検ステッカーを確認する

2つ目の確認方法は、車のフロントガラスに貼られている通称「車検ステッカー」を確認する方法です。このステッカーを外側から見ると車検満期の年と月が確認でき、内側から見ると年月日が確認可能です。車検証を見るよりも容易に確認することができるので、うっかり車検を受け忘れたということを避けることができます。

車検はいつから受けられる?

車検の満期日がわかったところで、次に感じる疑問が「いつ車検を受ければいいのか」ということでしょう。ここでは車検がいつから受けられるのか、ということについて確認していきます。

基本的にはいつでも受けられる

まず覚えておきたいのは、車検自体は受けようと思った時にいつでも受けられるということです。極端な話をすれば、車検を受けて合格した翌日でも車検は受けられます。
ただし、車検の有効期間は「最後に車検を受けてから2年間(商用車は1年間)」となるので、結果的に損をしてしまうということです。

車検の満了日を変えたくない場合は1ヶ月以内

車検証に記載されている満期日を変えずに車検を受けたいのなら、車検が切れる満期日の1ヶ月前に受けましょう。たとえば車検の満期日が7月31日なら、6月30日以降に車検を受ければいいのです。

車検を依頼する工場によっては45日前から車検が受けられる

前述した「満了日を変えたくない場合は1ヶ月前」には例外があります。それは車検を依頼するお店が「指定工場」である場合です。
指定工場は国から指定を受けた工場のことで、車検場(陸運支局)に車を持ち込まなくても車検が受けられる設備を有しています。
指定工場で車検を受けた場合、15日間有効の「保安基準適合標章(保適)」と呼ばれる仮の車検証が発行されます。
そのため、15日間+30日間を合わせた45日前に車検が受けても、満了日は変わらないということになるのです。

車検費用の内訳はどんな感じ?

ここでは、車検の費用にはどういったものがあるのか見ていきましょう。

法定費用

まずは車検を受ける際に必ず必要な費用として、次の車検まで加入する必要がある「自賠責保険料」、さらに納めなければいけない「自動車重量税」、そして車検を受けるための手数料の「印紙代」が法定費用となります。
法定費用はどこに車検を依頼しても一律の費用ですが車の重量や車種によって変動しますので、車検を受ける前に調べておきましょう。

車検費用

法定費用とは別にかかる費用を一括して車検費用と呼ばれます。
この内訳は車検に適合するかどうかを確認する「法定点検整備費用」や「部品交換代」、車検手続きをお店に代行してもらう「代行料」などが挙げられます。
この車検費用は車検を頼むお店によって変動しますので、問い合わせしたり相見積もりをとったりして比較することをおすすめします。

車検はどこに頼んで受ければいい?

車検は車に関係する商売を行っているところの多くに頼むことができます。カーディーラーや自動車整備工場、カー用品店などが代表的な場所です。
もっと身近なところだとガソリンスタンドでも車検をお願いすることもできますし、車を整備できて平日時間を確保できるのなら、自分で車検を受けるユーザー車検という方法もとることができます。

車検で困ったらまずはガソリンスタンドに相談してみよう!

車検の満了日が近づいてきたら焦るかと思いますが、まずはどこに相談するのかを決めておくことも大切です。
いつも利用しているガソリンスタンドがあれば、給油や洗車のついでに気軽に聞いてみるとアドバイスを受けられるはずですので、一度相談してみるといいでしょう。

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