運転席で悩む男性

車検証を紛失してしまった!再発行をする方法とは?

2023年1月から車検証が電子化され、従来のA4サイズから2回りほど小さいA6サイズに小さくなりました。小さくなったことで従来の車検証とサイズが異なり、紛失のリスクが高まったと言えます。もし車検証を紛失してしまったらどうすれば良いのでしょうか。
この記事では、車検証をなくしたらどうなってしまうのか、また車検証を再発行する方法についても解説します。

車検証が手元にないとどうなる?

ファイルと車検証イラスト

車検証が電子化され小型化したことで、従来の車検証と比べると記載されている情報が減りました。しかし、車検証が手元にないと、車の情報だけでなく所有者の情報も分かりません。
また、道路運送車両法の第66条第1項には車検証に関する規定があり、車検証は常に車に備え付けていなければならないとされています。車検証がないと、「車検証不携帯」となり、50万円以下の罰金が科されます(2025年2月現在)。

電子化された車検証にはICタグが入っており、専用のアプリで読み込むことで車検証に記載されていない情報も閲覧可能です。そのため、電子化されたといっても、車検証は車を運転する際、必ず車内に保管しておく必要があります。

車検証の再発行に必要な書類

はてなマーク

もし車検証を紛失してしまったら、陸運支局に行って再発行をしなければなりません。ここでは、車検証の再発行をする際に必要な書類(最大6種類)を紹介します。

申請書

車検証を再発行してもらう際に必要な申請書を用意します。運輸支局又は自動車検査登録事務所の窓口で配付していますので、現地で入手可能です。インターネットから印刷して使用することもできるので、窓口での時間短縮をしたい場合は事前に印刷・記入しておきましょう。

理由書

車検証を再発行する際、車検証を紛失(遺失等)した場合はその理由を記入したものが必要です。こちらについては特別なフォーマットは必要ありません。便箋やコピー用紙に紛失したことや、万一見つかった場合は返納する旨を記載し、車の使用者の記名をします。これも陸運支局の窓口やインターネットに雛形がありますので、使うと良いでしょう。

手数料納付書

車検証の再発行には、自動車検査登録印紙350円を購入して貼り付ける必要があります。手数料納付書は、窓口にて配付していますので、その場で入手可能です。そのほかの書類と同様に、インターネット上で入手できるので印刷して使用することもできます。運輸支局又は自動車検査登録事務所の近くで、印紙を販売しています。

自動車検査証

今回は紛失を例にしていますが、車検証が破れたり濡れたりして識別が困難な場合も新しい車検証と交換の形式で再発行できます。

使用者の委任状

申請書を窓口で記入する場合、車の使用者が直接手続きを行わない場合は、車の使用者の委任状が必要となります。ただし、あらかじめ申請書を事前に印刷し、車検証に記録されている使用者の記名をしておけば委任状は不要です。

本人確認書類

窓口に来た人、もしくは車検証の使用者の身分証明書が必要です。

(本人確認書類の例)
運転免許証、健康保険証、パスポート、外国人登録証明書、顔写真付き身分証明書(公的機関が発行したもの)など氏名や住所が確認できる身分証明書のうちいずれかの書面。

車検証の再発行の方法はこれ

指差しをする女性

車検証を再発行する際、どのような流れで発行できるのか、陸運支局(軽自動車検査協会)で行う手続きの流れをここで紹介します。

①必要書類に記入

書類を用意していない場合は、窓口で車検証の再発行希望を伝え、書類に必要事項を記入します。

②再交付手数料の支払い

印紙販売窓口は、運輸支局などの構内にあります。そこで再交付手数料350円分の印紙を購入し、手数料納付書に貼り付けましょう。

③書類の提出

窓口に書類を提出します。受付時間は、関東運輸支局の場合は8時45分~11時45分、13時~16時で、土日祝日と年末年始は休みです。

④車検証の再交付

必要な書類が揃っていれば、30分〜1時間ほどで車検証が発行されますが、月末や繁忙期(3月・4月など)は2時間以上かかる場合もあります。

陸運支局(軽自動車の場合は軽自動車検査協会)はどこでも良いというわけではありません。車のナンバープレートを管轄している陸運支局(品川ナンバーの場合は品川の陸運支局)に行く必要があります。例えば引越し前の住所のまま変更していない場合、その地域を管轄していた陸運支局の窓口まで行くことになるでしょう。

車検証の再発行のために平日休めない人はどうすれば良い?

悩む女性

前段で関東運輸支局を例に挙げ、窓口が空いている時間を紹介しました。他の地域もだいたい同じ時間に窓口が空いていますが、土日祝日と年末年始は手続きができません。どうしても平日に休みが取れない場合は、手続きを代行している業者に依頼する必要があります。手数料は5千~2万円程度が目安です。陸運支局が遠方という場合、交通費や時間を考慮すると業者に依頼した方がいいケースもあります。

車検証再発行の代行業者はどんな種類がある?

apollostationスタッフ

車検証の再発行を業者に頼む場合、複数の選択肢があります。車の手続きが得意な行政書士を探して依頼する方法が賢明ではありますが、車を買ったディーラーやお世話になっている整備工場などにも依頼できる可能性があります。
また、車検業務を行っているガソリンスタンドでも依頼できる場合があります。

車検証を紛失したらガソリンスタンドに相談しよう

車検証は、車にとっての身分証明書です。車検証の紛失は放置すると罰金のリスクがあります。紛失に気づいたらすぐに再発行手続きを行いましょう。困ったことがあったら、日頃利用しているガソリンスタンドに相談すると解決の糸口が掴めるでしょう。

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