春の行楽シーズンがやってきます。暖かい季節になり、行楽や帰省に行くという方もいるでしょう。普段は近場への運転がメインでも、長期休暇となると長距離のドライブをすることも多くなります。
楽しい長距離ドライブの最中に、車に何らかのトラブルが起こると大変です。この記事では、起こりやすいトラブルと対策方法をご紹介します。
楽しい長距離ドライブの時こそトラブルが起こりやすい
日常は問題なく車が動いてくれていても、長期休暇に長距離ドライブに行くと何らかのトラブルが起こることがあります。
その上、慣れない土地で車のトラブルが起こると対処法も分かりませんし、予定していたことが全て狂ってしまい楽しいドライブが台無しになってしまいます。
そうならないためにも、事前にトラブルが発生しないようにしておく必要があるのです。
長距離運転で起こりやすい車のトラブルは？
実際に、長距離ドライブをすることで起こる車のトラブルにはどのようなものがあるのでしょうか。日本自動車連盟（JAF）の情報なども参考にしながら確認していきます。
バッテリー上がり
最も起こりやすいトラブルです。
最近のバッテリーは高い性能を長期間維持できるものの、急に弱ってしまう構造のため、パーキングエリアなどで休憩した後にエンジンをかけようとしてもかからない、ということがよく起こります。
バッテリーは定期的にチェックし交換しましょう。
タイヤ関係のトラブル
タイヤの空気圧不足や劣化などで、パンクやバースト（破裂）が起こるようになります。
タイヤの空気圧点検を事前に行っておくことも重要ですが、タイヤ自体にひび割れなどの劣化がないか目視で確認することが大切です。
キー閉じ込み
最近はスマートキーとなっていてあまり聞きなじみがないかもしれませんが、車の中にキーが入っているのにロックされてしまう、という事態が起こることもあります。
スマートキー自体の故障や電池切れもさることながら、車内にいる子供がいたずらをしてロックをかけてしまう事故なども想定しておく必要があります。
脱輪
慣れない道、特に峠道や郊外の道路を走っていると側溝にタイヤが落ちてしまって身動きが取れない、というトラブルも起こりえます。慣れない道だからこそ慎重に、かつ速度を守って走行するのが大切です。
燃料切れ
ガソリンがまだ残っているから、次のスタンドで給油しよう。そう思って走行していたらガソリン切れになることが起こりえます。
特に長期休暇は、連休に合わせて休んでしまうガソリンスタンドもありますので注意が必要です。
また、渋滞に巻き込まれた際にガソリンがないと、その場で燃料切れを起こしてさらなる渋滞を生む可能性もあります。
車自体の故障
年数が経過した車は特に、急に車が壊れてしまうことがあります。バッテリーに電力を送る発電機（オルタネーター）が壊れてしまうとエンジンをかけることすらできなくなってしまいます。
出先で故障が発生すると救援を待つ時間もロスになりますし、車が使えないことによるロスも発生するので、点検は事前に行っておくのがおすすめです。
車にトラブルが起こらないようにするにはどうすればいい？
前段で紹介したトラブルは、ゴールデンウィークでJAFに寄せられた救援依頼の上位です。つまりよく起こるトラブルということになります。
一部は運転ミスなどで発生するものですが、車の故障が起因するものも多々あります。
そのため、長距離ドライブに行く前には必ず事前点検をして、起こる可能性のあるトラブルの芽を摘んでおくことが大切です。
車の事前点検はどこでしてもらう？
車の点検は自分自身でできる部分とそうでない部分に分かれます。
タイヤの空気圧や劣化のチェックはガソリンスタンドなどに行って自分でチェックすることができますが、バッテリーの劣化チェックやエンジンルーム内は自分自身ですることは難しいでしょう。
普段お世話になっているディーラーや自動車整備工場に頼むことはもちろんですが、ガソリンスタンドでも対処してもらえます。
GWにトラブルが起こったらどこへ駆け込む？
事前点検を入念にしておいても、車が突然壊れることがあります。長距離となると見知らぬ土地に行くことになると思いますので、どこに救援を依頼するのか気になるところでしょう。
ここでは頼れる可能性のある場所などをピックアップして紹介します。
ディーラーや整備工場は基本的にお休み
世間が休み、ということはディーラーなどもお休みを取っている可能性が高いです。一部は営業しているところもありますので、まずは営業しているディーラーや整備工場をスマホなどで検索することになるでしょう。
カー用品店は営業しているけれど・・・
カー用品を扱っている量販店は、ゴールデンウィークであれば基本的に営業しています。ただ、地方となると店舗自体が少ないこともありますから、頼れる可能性は低いかもしれません。
ガソリンスタンドに駆け込もう！
前段で長期休暇に合わせてお休みを取っているガソリンスタンドもあると述べましたが、基本的にガソリンスタンドはインフラですから営業しているお店も多いです。
ガソリンスタンドであれば資格を保有した整備士もいますので、車を見てもらって対処してもらうことも可能でしょう。
久しぶりの長距離ドライブを楽しいものにするためにガソリンスタンドで点検してもらおう！
事前点検も、ドラブル発生時も頼りになるのがガソリンスタンドです。ゴールデンウィークの長距離ドライブを楽しいものにするためにも、車の事前準備をしっかりと行うことが大切です。
休みに入る直前でも見てもらえますが、より安心するためには1週間以上前に車を見てもらうと良いでしょう。
