オイルチェック

覚えておきたいオイル交換の基礎知識4選!

オイルは、エンジンを搭載している車にとって必要不可欠な存在です。エンジンオイルにはエンジンを保護するための多くの機能があり、人間でいうところの血液と同じくらい重要なものです。
エンジンオイルは定期的に交換する必要がありますが、知っておきたい知識がいくつかあります。そこでこの記事では、オイル交換にまつわる「役割」、「種類と選び方」、「交換時期」そして「どこで交換するか」とといった4つの基礎知識をご紹介します。

エンジンオイルの役割ってなに?

エンジンオイル

エンジンオイルは多くの重要な役割を果たします。その中で代表的なものは、多くの部品で構成されたエンジンの動きを円滑にする「潤滑」、エンジン内部を綺麗に保つ「洗浄」、そしてエンジン本体の温度上昇を防ぐ「冷却」です。

冒頭でご紹介した通り、私たち人間の血液と同じような役割を持っています。
高温で動くエンジンの中で循環しているエンジンオイルは時間と共に劣化していくため、交換しなければなりません。オイル交換をしないと、最悪の場合エンジンが壊れる可能性もあります。

エンジンオイルの種類・選び方はどうすれば良い?

はてなマーク

カー用品店に行った時、オイルコーナーで多くの種類が売られているのを見たことがあるかもしれません。
一言でエンジンオイルといっても、様々な種類があり価格も変わってきます。その中から自分の車に合うエンジンオイルを選ぶには、どのようにすれば良いのでしょう。

エンジンオイルは大きく分けると3種類

まず知っておきたいのが、エンジンオイルには大きなカテゴリーが存在するということです。最もベーシックなオイルは「鉱物油」で、原油から不純物を取り除いて精製されたものです。
一方、「化学合成油」はエンジンオイルの中では高価な部類に入りますが、エンジンの洗浄と環境への配慮を考慮した添加剤が組み込まれています。
そして、鉱物油と化学合成油を配合した「部分合成油」はコストパフォーマンスに優れていると言われています。

それぞれに“粘度”が存在

鉱物油と化学合成油、部分合成油はさらに「オイルの硬さ(粘度)」によって細かく分かれます。燃費の向上につながるサラサラした「低粘度オイル」と、エンジンの保護性能の高いネバネバした「高粘度オイル」に分かれています。それぞれオイルに特徴がありますので、車に合わせて選びましょう。

エンジンの種類によっても選び方が変わる

前段でサラサラしたオイルとネバネバしたオイルに分かれているとお伝えしましたが、その選び方はどのようにすれば良いのでしょう。それは、エンジンの種類や性能によって変わります。
例えば、燃費の良いハイブリッドカーなどは、サラサラしたオイルを使うことで潤滑しやすくする必要があります。
逆にスポーツ走行を楽しむような車であれば、粘度の高いネバネバしたオイルにすることで、エンジンが高温になっても保護性能を保つことができます。
このように、エンジンや車の使い方によってエンジンオイルの選び方も変わってくるのです。

エンジンオイルの交換時期はどれくらい?

オイルキャップ

最も気になるのが、エンジンオイルの交換時期や頻度でしょう。車の使い方によって変わってきますので一概には言えませんが、一定の基準はあります。ここでは、その基準と注意点を4つに分けて解説します。

基本は1年に1回

多くの自動車メーカーが私たちユーザーに求めている基準は「1年に1回」の頻度でオイルを変えましょう、ということです。
1年というと法定点検(定期点検や車検)の時期と重なりますので、その時期に合わせて行うと効率的です。

走行距離で判断する方法もある

1年という基準は設けられていますが、一方で走行距離がオイル交換のタイミングとなることもあります。車の説明書に「1年または1万km」という記載があるのを見たことがあるかもしれません。
これは、1年経過か1万km走行のいずれか早いタイミングで交換しましょう、ということです。
通勤などで毎日長距離乗る方にとって1万kmはあっという間かもしれませんが、距離で交換時期を見極めることも大切です。

シビアコンディションに該当する場合は半分のペースで行う

1年もしくは1万kmはあくまでも基本的な交換タイミングです。車にとっては、「シビアコンディション(過酷な状況下)」での車の使用に該当する可能性もあります。

ここでいうシビアコンディションとは、車を酷使している状況というわけではありません。例えば毎日車に乗るけれど片道10分程度のチョイ乗りがメインであったり、都市部など信号待ちでのストップ&ゴーが多い状況での車の使用であったりする場合は、シビアコンディションに該当します。
もちろん高速走行や山道での走行が多い、というのもシビアコンディションです。

この状況下で車を使っている場合、エンジンオイルの交換頻度は半分の「半年もしくは5,000km」が基準となります。
走行距離が多くても、エンジンのON/OFFの多いハイブリッドカーなどはシビアコンディションに該当する可能性が高いということも覚えておきましょう。

軽自動車、ターボエンジン搭載車は要注意

普通車と比べると、高回転でエンジンが動く軽自動車やターボによってエンジン出力を向上させている車に乗っている方は、オイル交換を頻繁にした方が車は長持ちします。
よく言われるのが「普通車の半分」で、通常使用で半年もしくは5,000km、シビアコンディションで3ヶ月もしくは3,000kmが一定の基準と言われています。
もちろん車の使い方によって大きく変わってきますので、プロのアドバイスを求めるのが安心です。

オイル交換はどこでできる?自分でもできるの?

オイル交換をするapollostationのスタッフ

オイル交換は自分ですることができます。ただし、作業するためのスペースがあることはもちろん、オイル交換をするための工具類を用意する必要があります。
また、抜き取る作業をする際には、車の下に潜らなければなりません。このような作業に自信のない方は、お店に頼むのが安心でしょう。
オイル交換はディーラーや整備工場はもちろん、カー用品店などで作業してもらえます。皆さんが日頃利用しているガソリンスタンドでも、オイル交換をお願いできます。

オイル交換はよく行くガソリンスタンドで!

オイル交換のためにディーラーなどに行くのは面倒だと思われる方もいるでしょう。しかしガソリンスタンドであれば、ガソリンを入れに行くついでにオイル交換ができます。
オイルの交換時期が近づいたら、まずはガソリンスタンドに相談してみるのはいかがでしょうか。

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