車検を受ける前に知っておきたい納税証明書の取り扱いについて

自動車を保有していたら数年に1回は必ず訪れるのが車検です。車検を受ける際に必要な持ち物がいくつかありますが、その中で忘れがちなのが毎年5月に支払う自動車税の納税証明書です。
本記事では自動車税納税証明書の取り扱い方法に加え、自動車税に関する基礎的な知識をおさらいしていきます。

自動車税を納税していないと車検を受けられない

毎年4月1日現在の自動車の所有者宛に、5月に入ると送られてくるのが自動車税の納付書です。
軽自動車税であれば1万円程度ですが、普通車は最低でも3万円以上はかかってしまうので支払いの負担が増えてしまいます。
「持ち合わせがないからお金が入ってから…」と後回しにしたまま車検のタイミングまで納税ができていないと、継続の車検が受けられません。
自動車税に限らず税金関係は義務ですので、それを怠ってしまうと車検を受けることを断られてしまいます。期日までにきちんと納税しましょう。

自動車税の納税証明書とは?

そもそも、自動車税の納税証明書とはどんなものなのか疑問に思う方もいるでしょう。自動車税の納税証明書とは、5月に送られてくる納付書にミシン目がついている小さい長方形の紙のことです。
コンビニエンスストアや金融機関の窓口などで自動車税を納めた後に、領収印が押された小さい紙を渡されます。これが、納税証明書です。
車検の際に必要になりますので、どこに置いたか忘れないよう車検証入れの中などに保管しておきましょう。

自動車税の納税方法をおさらいしよう

改めて自動車税を支払う方法について確認していきます。ここでは、全国的に一般的となっている納税方法3パターンをご紹介します。

窓口や店頭での納付

長い間ポピュラーな納税方法として挙げられるのが、現金での納税です。
都道府県税事務所(軽自動車の場合は市区町村役場)の窓口での納付はもちろんですが、銀行や信用金庫、郵便局といった最寄りの金融機関の窓口でも自動車税を納付することができます。
最近ではコンビニエンスストアやドラッグストアでも受付をしているところも増えてきていますので、自分が支払いやすい場所で納付しましょう。

クレジットカードでの納付

なかなか窓口に行って納付する時間が取れない方やクレジットカードのポイントを貯めている方は、カード払いも検討してみましょう。
この方法は多くの自治体で採用されており、基本的にはカード納付ができるようになりつつあります。自宅などに届いた納付書で確認してみましょう。
カード利用時に数百円の事務手数料が加算されることもありますので、決済前に確認するようにしてください。

キャッシュレス決済での納付

最近は、QRコード決済がお店などに普及してきています。日常的に使っている方もいるでしょう。
対応している自治体によってはこの決済方法での自動車税の納付も可能となっており、アプリでバーコードを読み込めば納付することができます。
QRコード決済に対応しているかどうかは、住んでいる地域の税事務所に問い合わせることをおすすめします。

自動車税の納付を忘れていた場合はどうするの?

冒頭でも書きましたが、「いま持ち合わせがないからお金が入ってから…」と自動車税の納付を後回しにしたり、その後忘れてしまったりした場合はどうすればいいのか悩む方もいるでしょう。
自動車税の納付を忘れた場合、再度税事務所から納税通知書が送られてきますので、それに基づいて納税をする必要があります。
ただし、納税を延滞してしまうと延滞金が上乗せされた金額を納める必要が出てきますので、可能な限り期日までに納税するようにしましょう。

納税証明書が手元にない場合はどうする?

自動車税を納めてはいるけれど、車検の際に納税証明書が見つからなくて焦ってしまった、という経験があるかもしれません。ここでは、その際の対処法などをご紹介します。

再発行する

納税証明書は、税事務所の窓口に行くと再発行してもらえます。
通常、納税証明書を取得する際は数百円の手数料がかかりますが、車検用の場合は無料で発行してもらえるところもありますので、あらかじめ確認しておくといいでしょう。

最近は電子化されているので再発行が不要になるケースも

納税システムのオンライン化により、納税状況がオンラインで確認できるようになってきています。そのため、紙の納税証明書は不要としているケースも出てきています。
ただし、納税からある程度のタイムラグが発生することがありますので、自動車税を納付した直後に車検を受ける場合は、紙の納税証明書を念のため提出することをおすすめします。

車検時に気をつけたいのは税金以外にもある

意外と忘れがちなのが、駐車違反の反則金を納めていないケースです。これも自動車税を納めていない時と同様に、車検を受けることができません。
駐車違反の反則金を納付していない場合は、速やかに納めてから車検を受けましょう。

車検を受ける前に自動車税を納税しているか確認しよう

毎年5月は自動車税の納税シーズンです。5月に備えて前もって貯金をしておく、納付書が届いたら忘れる前に納税するなどをして、車検を受ける前の準備を万全に整えておきましょう。

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